考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『コロナ12(WHOの親中姿勢、米国拠出金停止)』

2021-02-19 15:15:00 | 英作 解答

英作問題『新型コロナウィルス』

12.WHOの親中姿勢にいら立つ米国は、拠出金停止を決定した。

⇒ 

いつでも考えるのが大事。知らないのであれば、考えてみる。字面ではなく、その意味を考えて、自分の知っている英語で言えないか、考えてみる。それが英作の練習。

親中姿勢とは何か。

 

好き嫌いで言うと、好きである。よって

・WHO likes China.   (WHO= World Health Organization) 

・WHO likes China very much.  

差し当たり、考えるにあたっては、まずは簡単に考えることが大事。要するに何か、という思考が英会話上達には必須である。語彙に制限がある中で、どうすれば言いたいことが言えるようになるか。自分の持っている道具(単語、表現)の中から、使えそうなものを探すこと。

 

さらに考える。

親中姿勢ということは、関係がよいのである。関係は relations / relationship。よって、

・WHO and China have good relationship. 

・WHO has a good relationship with China. 

 

親中姿勢とは、関係性が「近い」ので、close を使い、

・WHO is close to China.  

この close to は、親子などでも、母親と仲がよい、といった場面で、She is close to her mother. のように使う。

friendly を使うと

・WHO is friendly towards China. 

 

親中姿勢ということは、その両者はよい友達である。WHO との関係性でどうかわからないが、国同士でも例えば、日本と米国は良好な関係性である、というのも

・Japan and the U.S. have good relationship/ relations. 

・Japan and the U.S. are good friends. 

 

親中姿勢ということは、彼らの言うことをよく聞くことと考えて、

・WHO listens to China. 

 

よく報道で、親中、親米というと、pro-China, pro- U.S. と言う。The government is  pro-China. (政府は親中派だ)のように使う。

・WHO is on the side of China. もよい。肩をもつ、という感じ。Who's side are you on? (誰の味方だ)などよく映画などでも聞く。トランプ元大統領も WHO に関して  on the side of China を使っていた。

 

『いら立つ米国は、拠出金停止を決定した。』

まず『拠出金停止』を考える。

国連は、加盟国の拠出金で運営されている。日本も米国も、かなりの拠出金を支払っている。要するに、お金を払うということなので、pay money ということで、

・The U.S. stopped paying money to WHO.  

・The U.S. stopped giving money to WHO. 

 

尚、報道などでは、fund を使い、

・The U.S. stopped funding WHO. のように使う。

 

『いら立つ』ということは、irritated でもよいが、もっと簡単に言うと、親中姿勢が嫌だということなので、

・WHO likes China very much, and the U.S. doesn't like it. So, the U.S. decided not to pay money to WHO. 

like だけでも、十分表現ができるのがわかる。

他にも

・The U.S. is not happy with ~

・The U.S is frustrated (不満)などもよい。

 

もう少し『親中』とは何か考えたい。

ある人や国が、ある国に親しむということは、その国のことが、端的に好きであると考えられると共に、その一方で、親しいというよりは、その対象という存在が圧倒的すぎて、無視できずにいる。要するに親しむ根底にあるのは、恐れの感情ということも考えられる。よって、

・WHO is afraid of China. 

・WHO is a little afraid of China. 

 

親中姿勢とは、怒らせたくないこと、と考えて

・WHO does not want to make China angry. 

 

親中姿勢とは、支持を失いたくない表れなので

・WHO does not want to lose support from China. 

 

influence (影響)や、control という観点から考えると

・WHO is influenced by China. 

・China has a strong influence on WHO. 

・China is influential to WHO. 

・~  is controlled by China.  

control なんか、少し行き過ぎだが、考えたらそうなる。かなりの意訳だが。

 

・China is powerful. WHO needs to listen. などもよい。

・China is powerful. China is very important to WHO. 

国際政治は、パワーポリティックス。利害が衝突し合う中で、どこの国に近づく(親しむ)か。切実なものがあるだろう。

 

普通の人ならば、『親中』がわからないとすると、単に和英辞書か翻訳で調べて、事足れりとするだろう。

知っていても、あえて知らないとして、考えてみる。すると、その言葉が指す本当の意味が分かってくる。

様々な角度から、そのことを考えると、思考が進むにつれて、色々な方面から、簡単な英語で表現ができる。

何通りも自力で答えを考えることで、それが英会話の実力に直結する。

 

現代はインスタント文化であり、何でもスピーディーにやることが問われている。語学においてスピードは当然、大事である。しかし、ある語がわからないからと、自分の内側にある知識を探索することなく、安易に辞書やスマホに頼り、簡単に欲する答えを得る行為の代償は大きいことを、我々は知るべきである。

 

英会話スクール English and Beyond のホームページはこちらです! (^^♪

(当教室は、生徒の皆さまの心と頭を相当刺激します!正しく練習すれば、必ず英語は上手くなります!)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする