考える英語 (英作のススメ)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現する。

英作『保育所4(待遇改善)』答えと考え方

2016-04-27 13:31:14 | 英作 解答
『nursery』


4. 保育士の待遇改善を求める。

⇒ 『待遇改善』とは何か。

そもそも『待遇』とは何か? なぜ『待遇』を改善する必要があるのか?

『待遇改善』で、何を求めているのか? 求める条件は色々ある。休みの取り方や福利厚生など。その中でも最も重要な物は何か? 給料である。

そもそも『待遇改善を求める』のは、給料が安いからである。よって、

・Workers at nursery school want more salary.


need を使って

・Workers at nursery school need more salary.


給料=お金であるので

・Workers at nursery school want more money.


もっと給料を上げてやれ、ということでgive を使って

・Give more money to workers at nursery school.


考え方として『待遇改善』というような漠然としたことは、『要するにどういうこと?』というように考える。

『要するに』ということは、枝葉末節を捨てて、最も大事なことに集中することである。

『待遇改善』に関する限り、諸々ある待遇、労働条件の中でも、その代表的なもの(賃上げ)を挙げることで、『待遇改善』を表現している。

『要するに』『要約』という考え方は、英語、英作において極めて重要である。

英作というのは、一種の情報伝達である。意思疎通を念頭におかなくてはならない。よって情報の過不足があってはならない。

情報がありすぎても少なすぎても相手には伝わらない。

考えてみれば『待遇改善』とは、『給料を上げろ!』という声をお上品に言っているだけのこと。いわば婉曲表現である。

日本語に拘泥していては英語は出ない。『要するにどういうことか?』を問うことである。

英語は暗記にあらず。

考えることである。考えるとは、自己に問うことである。

The important thing is not to stop questioning. (大切なことは問うことをやめないこと)

アインシュタインの言葉である。 


さて『待遇改善』とは何か。


Ask yourself.

The answer lies within! (答えは自分の中にある)


以上。






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英作『保育所3(慢性的な人手不足)』答と考え方

2016-04-21 17:11:52 | 英作 解答
『nursery』

3. 保育士に関しては、慢性的な人手不足である。

⇒ 保育士とは英語で何というのだろう? 私も知らない。

でも知らなくても別に困らない。知らなければ考えればよい。

保育士とは、保育所で働く人である。働く人はスタッフ(staff) である。よって、

・staff of nursery school/ nursery school staff / staff at nursery school などでよい。


慢性的とは何か? 慢性病とは a chronic disease であるが、簡単に考えると、慢性的とは『いつも』ということである。

英語としては、usually, always などを使える。『慢性的』ということは、長期的なので for a long time も使える。

人手不足とは、働く人が少ない、不足している、いない、ということ。よって、

・They don't usually have enough staff at nursery school.


be short of (不足している)を用いて、

・Nursery schools are always short of staff.

不足している、ということは、裏を返せば『もっと欲しい』ということ。want と more を使って、

・Nursery schools always want more staff.


もう少し考えると、『人手不足』ということは、少ない人員で回しているということ。ということは、一人ひとりの負担が大きいということ。すなわち『忙しい』ということ。busy を使って、

・Staff of nursery schools are always busy.


『人手不足』ということは、保育士を目指す人が少ないこと。

・There aren't many people who want work at nursery.


極端に言ってみると

・Nobody wants to work at nursery school.


日本全体として『慢性的な人手不足』を憂慮して言うのなら、

・We should have (many) more staff at nursery school in Japan.


need (必要)を使い、

・We need more staff to help kids at nursery school.


保育所の採用担当の立場で言うと、

・They should hire (employ) more staff.

もっと簡単に get で、

・They should get more staff at nursery school.

以上。
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英作『保育所2(待機児童ゼロ)』答えと考え方

2016-04-16 19:42:32 | 英作 解答
『nursery』

2. この町は待機児童ゼロだ。

⇒ 言葉だけを切り取って訳す。『待機児童』だけを切り取って訳す。

よくあることだが、その誘惑に陥ってはならない。言葉とは関係性である。周りとの関係性において言葉は存在している。言葉を一人歩きさせてはならない。ある言葉は、必ず具体的な状況、文脈との関連において使われている。それを無視して言葉を切り取っても自然な英語にはならない。言葉には、必ず背景というものがある。見えない背景を『観る』。

よく日本語で『観察』という。単純に ウォッチング と同じように使われているが、『観察』とは本来『観て、察すること』である。察するのである。表面的な事柄を見ることにとどまらず、その内奥にあるものを察するのである。ウォッチングなどとはわけが違う。そして観察の『観る』は単なる、外見だけを『見る』のではなく、見えないものを観ることを指す。『観察』は本来、非常に奥深い言葉である。


コナンドイルのシャーロックホームズでは、ホームズが、相棒のワトソンに、『君はよく観察しているが、推理が足りない』というようなことを言って、たしなめる場面がある。これなども本来の意味の『観察』の話と関連しているだろう。ホームズの天才的な推理は、観察(observation) と推理(reasoning) のバランスで成り立っている。

我々も英語にする際、本当の意味で『観』察をして、本来の意味を『察して』、真に言いたいことは何かを看破する必要がある。

『察する』ことを伝統的に重んじる日本文化。古き良き日本の伝統文化に、英語熟達のヒントが隠されている。『察する』とは何か。先人の思いを考えながら、英訳も考えたい。


さて英作課題『待機児童ゼロ』である。

考える(察する?)と『待機児童ゼロ』ということは、要するに待っている人(児童、親)がいない状態。即ち足りてる状態。十分(enough)施設がある状態である。よって

・We have enough nursery schools here (in this town).

もっと簡単にmany を使って、

・We have many nursery schools in this town.


十分ある、ということは、これ以上必要(need)ないわけである。よって

・We don't need any more nursery schools in this town.


待機児童ゼロということは、近くに保育所があり、お母さんが心置きなく(心配=worry)働きに出ること。

・Mothers can go to work without worrying about their kids, because they have nursery schools nearby.


good を使ってみると、

・The city is good for working mothers, with a lot of nursery schools around.


get を使ってみると、

・Every working mother can get the nursery school services for their children in this town.


児童の立場で言うと、

・Every child can stay at nursery school while their mothers are away.


待機児童ゼロ ということは、逆から言うと、あちこちに保育所がある、ということである。よって

・We have nursery schools everywhere in this town.



英作は、着眼点が命である。

『待機児童ゼロ』と言われて、それだけを見ていても英語は出てこない。

待機児童ゼロって、そもそもどういうこと?


我々に必要なことは、少し立ち止まって考えることである。


答えは自分の中にある。


以上。



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英作『保育所1(待機児童問題)』答と考え方

2016-04-04 18:07:00 | 英作 解答
『nursery』

1. 待機児童問題は深刻化している。

⇒ ネット翻訳で試みに『待機児童』と入力してみたら、waiting child と出た。期待通りの残念さである。

まあそりゃ、待ってるんでしょうが。

今度は逆に waiting child でネット検索をしてみたら、海外の孤児院(orphanage)や、養子(adoption)をすすめるサイトがずらりと表示された。

危ういかな、機械翻訳。

孤児は本当に、自分を養育してくれる親を待っているから、waiting child である。

翻って『待機児童』を考えると、待っている(waiting)のは子供というより、実際は親(お母さん)の方である。まだwaiting mother と言った方が実際を反映しているかもしれない。

いずれにしても、waiting だけでは何を待っているのか英語的に不明である。『待機児童』を外国人に説明したくて、ネットで翻訳した waiting child をそのままぶつけたら、検索結果が示しているように、日本には孤児が多いのか、というように理解されるのがオチである。機械に頼って誤解されるより、自分で考えた方が通じる。だから『考える英語』。

『待機児童』と日本語で一言いえば、通常日本人の間では、その事態がすぐ呑み込める。あああれか、と。外国人にはそうは行かない。だから『待機児童』とは何かをよく理解し、説明的に英語でいうことが大事である。


『待機児童』問題とは何か?

要するに、保育所(nursery / nursery school / day care center 等)が足りないことである。enough を使い、

・We don't have enough nurseries (day care centers for children) in Japan.


待機児童問題とは、相対的にいうと、たくさん子供がいるが、一方で保育所が少ない状態である。

・We have many small children, but we don't have many nurseries, so it's a big problem now in Japan.


待機児童問題とは、多くの児童が保育所に行く必要があるけれど、保育所が少ないこと。子供の立場で言うと、

・Many children need to go to nursery school, but they can't because we don't have enough nursery schools here.


お母さんの立場から考えると、

・Many mothers want to go to work, but since they can't find any day care center for their kids, they need to stay at home for kids, not going to work. They are very frustrated.

(働きに出たいが、保育所が見つからないので、家にいる他ない。困った。)


保育所をnursery 等の単語を使わずに言ってみると、

・We need places for small children while mothers go (out) to work.


『待機児童問題』とは、平たく言うと、

・Mothers want to work, but who will take care of their kids?

(働きたいけど、誰が子供の面倒をみるの?)

ということ。


~問題、に関しては、そのことを説明して、

・It's a big problem.

・It's becoming a big problem.

・It's a serious problem.

など適宜つければよい。


いずれにしても、字面にとらわれてはならない。

その心の叫びを英語にすることである。


心耳を澄ますこと。


以上。




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