考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『コロナ禍7(老いも若きもコロナにかかると大変)』

2021-11-17 15:12:00 | 英作 解答

Coronavirus Crisis /コロナ禍

7. 別に高齢者でなくとも、若くても、コロナにかかると、大変だ。

⇒ 考える、ということを英語学習において勧めている。

英作においてもそうだし、教室においても、普通は学習者には難しいとされているTIME他、様々な媒体を用いて、これはぜひ読んで、考えて欲しいというものを厳選して、読んでもらっている。英語の勉強にというのも、さることながら、むしろ英語の向こうにある世界の様々な問題を見て、それらの問題を読んで自ら考えて欲しいと思って、難しそうなものであっても、果敢に読むことに挑戦してもらっている。

『コロナにかかると、大変だ。』

大変て、一体どのように大変なのか考えることが大事である。

大変というのは、人生大変な事ばかりであるが、ことコロナという病気に関することで、大変とはということなので、明らかに、発症して大変だということ。こうなると、以前に書いた、sick という英語を使うとよいだろう。

  (sick に関して→英作問題『コロナ禍5(高齢者・基礎疾患・重症化)』をご覧ください)

 

『別に高齢者でなくても、若くても、コロナにかかると、大変だ。』

簡単に言うと、高齢者も大変だし、若者も大変なのである、コロナになると。

・Elderly people may get very sick when they get covid.   Young people may get very sick when they get covid.

・Both Elderly people and young people may get very sick when they get coronavirus. 

sick=病気の、という単語だが、very をつけるだけで、すごく病気→『すごくしんどい』『症状が重い』という意味で使われる。

難しい単語を覚えるのも、もちろん大事だが、こういった簡単な単語の使い方に習熟することこそ、英会話の熟達には必要不可欠だ。やはり生の英語を、どんどん読んで聞いて、インプットをすることが大事だし、英英辞典などもぜひ読んで欲しいと思う。英英辞典は、情報の宝庫である。

 

Aだけでなく、Bもそうだ、 という構文( not only A but also B)を知っていれば、

・Not only elderly people but also young people may get very sick when they get coronavirus. 

 

主語をコロナに変えても言える。make (使役、~させるの意)を使うと、

・Coronavirus will make both elderly people and young people very sick. 

・Coronaviurs will make both young and old people very sick. 

 

sick のみならず、他の言い方も使えるだろう。Not only "sick", but other expressions can be used, too. 

大変、ということは、症状で言うと、重症化すると考えて、以前に紹介した、have symptoms を用いて、

・Both young and old people may have severe symptoms if they get cornaviurs. 

 

さらに考える。大変だということは、問題があるということなので、have a problem を使い、

・Elderly peole will have serious problems when they get coronavirus. Young people, too. (→So will young peole. /The same goes for young people. )

・Both young and old people will have a lot of problems if they get coronavirus. 

 

問題というと、trouble という語を思い浮かべる方も多いだろう。trouble ならば、in trouble という形式をとる。

・Both young and old people will be in (serious) trouble if they get coronavirus. 

※have trouble は、~するのが難しい、と言う意味になるので注意が必要。例)I have trouble breathing. (呼吸困難)

 

大変だ、ということは、重症だということ。重症とは、軽症と異なる。どう異なるか。生死の境をさまよう。簡単に言うと、死ぬかもしれないということ。よって、

・Even if you are young, if you get covid, you may die. 

『大変だ』という簡単な一語であるが、その意味する所を考えて、深く掘るならば、その意味するところは、結局、死ぬ可能性だとわかる。そうすると、die という簡単な英語で、言い表せることとなる。

will は未来(だろう)を表し、may は可能性(かもね)を表す。

You will die. なら、ほぼ確実に死ぬ。You may die ならば、死ぬ可能性がある、ということで、不確実性なので、死ぬかもしれないし、生きるかもしれない。なんか当たらぬも八卦当たらぬも八卦の占いみたいだが。

簡単な助動詞のmay だが、なかなか人は、意外と使わない。可能性というと、likely やpossible を使う方も多いが、正確に使いこなすためには、英和、英英辞典などで例文を見て、使用例をよく参照する必要がある。そういう難しい(難しくもないが)言い方もいいが、基本の助動詞である、may なんかをよく使いこなして欲しい。可能性と言っても、確実ではないのだから、その反対は、恐らく(たぶん)そうだということなので、may という話である。

may でもmaybe でもいいが、知っているはずの英語が、出ないのは、なぜか。日本語で考えているからである。もしくは、頭に浮かぶ日本語を、そのまま直訳していることが原因である。

日本人なので、日本語が頭に浮かぶのは、当たり前かもしれない。しかし、頭に浮かぶからといって、そのまま単語レベルで英語に置き換えても、自然な英語には、大抵ならない。

本当は、本来的には、いっそうのこと、英語で考えるようにするのが、近道なのであるが、英語で考えるということは、多大な修練と、覚悟が要るので、おいそれとはできないかもしれない。英作修行の行く果ては、Think in English に他ならないのであるが、その途上においては、特に難しい日本語においては、英作の発想で、その日本語の意味を本質レベルで英語に置き換えるということを行なう必要がある。

頭に、ある日本語が浮かんでも、そのまま英語にするのではなく、その日本語自体に吟味を加える。自分が言いたいことは、一体何か。自分がそう思うのは、なぜか。

自分の想いと言葉。それらをちゃんと自分で考えて、なぜ自分はそう思うのかを考えることができれば、それらは他ならぬ自分の想いなのだから、必ず自分の言葉で、簡単な身近な英語で言えるだろう。

 

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英作『コロナ禍6(コロナに対して楽観的なのか)

2021-11-01 16:06:00 | 英作 解答

Coronavirus Crisis /コロナ禍

6. 若者は、コロナにかかっても、またすぐ直る、と楽観的なのか。

⇒ 楽観的とは、どういうことか。

逆に言うと、悲観的であるが、楽観的といい、悲観的といい、コロナに対して、楽観的、悲観的とは、どういうことを意味するのだろうか。

楽観的から考えると、わかりにくければ、悲観的から考えてもよい。

普通、一般的には、コロナに関して言うと、多くの人にとっては、コロナに対する態度は、おおよそ悲観的であろう。

もう少し具体的にみると、何に対して悲観的かというと、コロナにかかったら、治らないのではないか、重症化するのではないか、次にコロナにかかるのは、私ではないか、コロナ治療の特効薬は、なかなかできないのではないか等を、それらのマイナスの観念要素をひっくるめて『悲観的』と言っていると考えられる。

こういった、諸々の、悲観的な思いは、つまるところ、どういう英語で言い表せるか。

よっぽどのプラス思考や、楽天的な人を除き、多くの人たちは、その思い『悲観的』を抱いているはずである。

そろそろ、英語にしたいのだが、その英語は、使い方としては、普通、将来を『悲観』する際に使われる英語である。

将来を悲観することを、普通は、心配する、という。心配は、初心者でも知っている、worry という単語である。

改めて、課題文を見てみる。

『若者は、コロナにかかっても、またすぐ直る、と楽観的なのか。』

コロナにかかっても、楽観的ということは、言い換えると、コロナにかかったとしても、すぐ治ると高をくくっていて、特に心配をしていない、ということと考えられるので、

・Young peopel are not worried.

 となる。

コロナにかかっても、すぐ治る。これなど、簡単に get で十分である。

・They get COVID.  (コロナにかかる)

・They  get well.      (回復する)

『若者は、コロナにかかっても、またすぐ直る、と楽観的なのか。』

かかっても、すぐ治る、というのは、正確に言うと、かかっても、すぐ治ると『思っている』ということなので、think を補い、

・Young people think that they will get well soon after they get coronavirus. 

となる。

そこに『楽観的なのか』を入れて、

・Young people think that they will get well soon after they get coronavirus. They are not worried. (about getting covid)

(コロナに関して)楽観的ということは、つまりコロナを恐れていないということとなる。

・Young peole are not worried. = Young people are not afraid of coronavirus. 

 

楽観的というと、optimistic というのがある。

英作の観点から言うと、知らなかったら、知らない状態で、どうやって戦うかという、戦い方を考える。

普通、知らないということは、困ることであり、不利な状態だろうが、英語を話すといった時には、知らない時こそ、自分の力を試すチャンスだと思って欲しいと思う。

ある程度英語を勉強されている方は、optimistic がすぐ出ると思う。でも、だからと言って、このコロナの文脈で、機械的にその語を当てはめてもいいのか、わからない。私ならば、やはりnot afraid や not worried がこの文脈での自然な英語だと感じる。日本語で楽観的と言っているけれども、悲観的に対する、悲観的を意識した楽観的と、悲観を吹っ飛ばした、底抜けの楽観的というものがあると思う。optimistic という場合、特にこのコロナの文脈において、optimistic というと、どうしても底抜けの、明るさを感じる。

英英辞典では、expecting good things to happen or something to be successful. (良いことが起きる、何かが上手く行くと期待すること)とある。

コロナに対して楽観的と言っても、その実は、コロナを意識しない、考えていない、重く受け止めないと言ったことであり、別にそれによって、よいことが起きるまでは行かないだろう。

まあ、微妙なニュアンスはさておき、英会話の上達ということを考えた時、誰だって人に頼らずに、早く自分の力だけで好きに英語を話せるようになりたいと思うだろう。そのためには、知らない事柄が出てきたら、本当に私は知らないのか、本当は言えるのではないかと考えたら、結構習って来た範囲の英語で、言いたいことは言えるものである。それに気づいて頂きたい。

私は、知らない。謙虚にスマホに頼るのもいいが、その謙虚さが、自分の頭で考えることを放棄させるものであるならば、英語の上達からは程遠いこととなる。もっと大胆に、自分の力で考えて、自分の英語で表現する醍醐味を味わって頂きたい。

 

 

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