共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

ちょっと早めの合格祈願

2017年07月28日 23時13分59秒 | 神社仏閣
今日は横浜の教室に出勤する前に、本厚木からバスで南下して平塚市四ノ宮地区に来ました。ここに、相模國四之宮である前鳥神社(さきとりじんじゃ)があります。

前回参詣した時には桜が満開でしたが、今日は



御覧のように、夏らしい緑の森に覆われていました。

こちらの御祭神は第15代応神天皇の皇子で、仁徳天皇の弟であらせられました菟道稚郎子命(うぢのわきいらつこのみこと)です。この皇子は大変勉学に秀でた方で、当時大陸から渡ってきた論語や千字文等の漢籍を、日本で最初に修められた方と伝わります。その事から、平安期の菅原道真公に先んずる学問の神様として鎮座坐して居ます、全国的にも珍しい御社です。因みにここでは御祭神が御祭神なだけに、さしもの天神様も摂社の奨学神社に祀られています。

実は私の生徒の一人が来春に高校受験を控えていて、今日が受験集中期間前の最後のレッスンになるので、是非ともこちらの御社の御守をあげたくて参詣した次第です。因みに兄弟が一人いるのですが、そちらに何もしないのも不公平なので、ついでと言っては何ですが学業成就守も買い求めました。

こちらの参道脇には



樹齢300余年とも伝わる巨大な欅の御神木があり、今も青々と葉を繁らせています。その樹勢にあやかるべく、暫し手を触れて霊気を感じて来ました。そして



出ました、謎の『宮鐘』。

拙ブログでは、ある意味すっかりお馴染みになった感がありますが、仏教のアイテムである梵鐘が何故に神社にあるのか…しかもこちらの宮鐘の隣には、注連縄こそ巻かれていますが、仏塔であるはずの宝篋印塔(ほうきょういんとう)まで据えられているのです。何とも複雑な心境になりますが、とにかく生徒の合格祈願の願いを込めて鐘を撞かせて頂きました。

さて、今日で一度レッスンは中止、幼稚園の年長さんからスタートして中3のギリギリまで続けてくれた生徒だけに、あのちいちゃかった○○ちゃんがもう高校受験かぁ…と、感慨もひとしおでした。合格守も手渡して四之宮様の御神徳も頂いたので、あとは本人が頑張るだけです。これから私には祈ることしかできませんが、せめて陰ながら精一杯念を送り続けてみようと思います。頑張れ!
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