OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

「パラファーム2009収穫祭」に行ってきました。

2009年12月02日 | 植物栽培
前回投稿の「アイランダー2009」報告で、「お米の話」になりましたが、

11月23日(月・祝)に、このブログで、田植え や 脱穀・精米に行ったことについて報告記事を書いた「パラファーム2009」の「収穫祭」が行われました。

参加者が集まって、自分たちで作ったお米のご飯、田んぼを貸してくださった金井農園さんからいただいた野菜たちの料理、買出しをしてきた果物たちで作ったジュースで、今年の収穫を祝う楽しい集まりでした。

「お料理隊」の皆さんが、会場の代々木に先に先乗りして準備を始めて下さっていましたが、私どもは表参道駅に集合、国連大学本部前広場のマルシェ・ジャポンの各地からの農産物出店を見てまわり、皆でジュースにする果物、野菜を買いました。
ここのマルシェは毎週土日と祝日に開催される各地からの農産物の出店の市場で、
初めて行きましたが、各地からのいろいろな産物が売られていました。
お米を安く売っていらっしゃる方もいて、「ファンになってもらって、頼んでもらえれば定期宅配します。ここで儲けを出そうとしている価格ではありません。」とおっしゃっていました。

「自分のところの農作物のファンになって欲しい。」という点で、その二日前に行った「アイランダー2009」と共通点があるなと思いました。

マルシェ・ジャポンのホームページのURLです。
http://www.marche-japon.org/about/

青山通りの景色がしばらく行っていないうちに変わっていることにも驚かされました。


ジュース材料購入後、隣の明治神宮前駅に移動、そこから、イチョウがちょうど黄色く美しい参道を通って明治神宮本堂にお参りをしました。明治神宮では新嘗祭の
奉納品、奉納農作物や、菊の花などが展示されていて、楽しく散歩をして、私たちのパラファーム2009収穫祭の会場のある代々木に向かいました。

収穫祭でパラファーム2009は終了となりました。
野菜料理と、自分たちが作ったお米の玄米ご飯、ジュースでお祝いをしました。
帰りには、田んぼを貸して下さった金井農園から送っていただいた野菜をお土産にいただきました。

パラファーム2009では、スタッフの方が紙芝居を用意して「土壌と農業について」のミニ講義があったりしましたが、今回の収穫祭では、PCでのプレゼンテーションを用意してくださっていて、果物や野菜の効能についての説明、質疑応答もありました。ディスカッションにもなって、「昔の一石という単位は一人が一年食べていけるお米の量に相当。それは一日すると三合だった。日本人一人当たりのお米を食べる量が今はその半分になっている。」などという話も聞きました。

今年、このイベントに参加して、このパラファーム2009は、「チャリティでもあり、昔ながらの手植えの田植えから初めてお米作りを楽しみながら、皆で集まり一つのことをやり遂げよう。」というイベントだったと思うのですが、リーダー、スタッフ、参加者の方々が、真剣に取り組む様子が印象に残りました。
明るく冗談を言い合い大笑いしながらの集まりでしたが、そんな中でも、「農業を考えよう」という勉強や、「米作り経験から、それぞれのメンバーが何かを得よう。」という意気込みが強く感じられる、そんなイベントでした。


今年、自宅のプランターで栽培したのはマイクロトマトと硫黄島島唐辛子だけですが、日々私たちの口に入る農作物を作る農業について、栽培の難しさ、環境、流通など、いろいろ考える機会が多い年でした。

硫黄島は田んぼは作れない硫黄の土壌なので、戦前、米は内地から船で運ばれていたそうです。レモングラス栽培が戦前の主要産業の一つであり、果物がたくさん実る島でした。

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