OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

パラファーム2009 (3) 「草取り 第三回目」に参加しました。

2009年08月30日 | 植物栽培
「フィリピンの子ども達の未来を支えるボランティア活動」をなさっている団体パラサイヨ
http://www.parasaiyo.net/about.html
が主催の パラファーム2009では、群馬県に近い埼玉県のお借りしている田んぼに
合計、7回集まるスケジュールになっています。

田植え、草取りが4回、収穫、脱穀・精米・皆で食べる
です。

これまでに田植えと、草取り1回目に参加していて、前回の草取り2回目には欠席、本日8月30日に、草取り3回目があって、行ってきました。


草取り1回目は、田んぼでの作業班は合計4人と少人数でしたが、今日は、12人もいました。田んぼでの作業班以外の人は、「お昼ご飯準備班」です。お昼頃から小雨が降りましたが、たいしたこともなく、暑さもそれほどでもない中、田んぼで作業をしました。

草取り1回目で大変だった、あぜの雑草刈り・抜きがあって、次に、田んぼの中の雑草取り、最後にすずめよけのリール張り までやりました。

あぜの雑草刈りは、斜面での作業で、体力的にきついです。前回あれだけ刈ったのに、すごい量の雑草がはびこっていました。

次の田んぼの中の雑草取り。
細かい雑草は多くありましたが、それらは目立つのは抜いたり、水草みたいのを取ったりしました。大変だったのは、イネと区別がつきにくい、アワ刈りでした。穂が出ていて実があれば、「これは雑草で、イネの養分をとっていく悪役だ」とすぐに分かります。中には、イネより背丈が高く、目立つのもありましたので、それらは見分けるのが容易で、引っ張ってもなかなか抜けないので、根本から鎌で刈りました。
やっかいだったのは、まだ、穂をつけていない葉っぱだけのアワたちでした。葉っぱは、私達のかわいいイネ と、そっくりなので、なかなか「雑草」だと見分けることができないのです。まるで「イネに擬態している」だと思いました。

そのうちに、「他のイネが実をつけているこの時期にまだ葉っぱだけなのは疑ってかかるように。色が濃く、根本が赤い。」などと、だんだん見分け方が分かってきて、「こいつらを放置すると、次回までには稲穂でない穂がたくさん出ていて、被害が大きくなる」と、見つけられる限り、皆で刈ってきました。

今回もご近所の方が、足を止めて、見学なさっていました。
ちょっと離れたところで他のメンバーと話をしているのが聞こえてきましたが、
「学校が、田んぼ作業休みで、早く終わって、皆で作業したものだった。」とか
そんな話が聞こえてきました。地元のお年寄りのようでした。


パラファームでは、わざわざ、いまどき農家の方はしない、手植えをしています。


作業は昼過ぎまで続き、終わるとナスなど野菜たっぷりのお昼ご飯でした。
パラサイヨのメンバーの方の、年一度の重要なイベントである、「フィリピンの支援している孤児院訪問の報告が、 パラファーム代表からありました。

また、田植えの時には「お米の種類の基礎と私達が餓えているイネの種類」というテーマのスケッチブック図解(紙芝居のような感じです)講座でしたが、
今回は、「日本の土壌は酸性」「連作被害」「じゃがいも、トマト、ピーマン、唐辛子はどれもナス科の植物で連作しにくい。」という内容で説明を聞きました。


パラファームはチャリティのイベントです。参加している参加料金がパラサイヨを通して、支援金として届けてもられます。
4月29日に出た、ランニングの大会「パラカップ」も同様です。パラカップは複数の団体の共催で、その一つがパラサイヨです。
また、パラファームは、田んぼを楽しむ集まりでもありますし、
稲作や自然環境などを、体感しながら勉強する場所でもあると思います。
もちろん「自分達で米を作るやりがいを共有して、秋に食べよう!」でもあります。

代表の、フィリピン訪問報告に、「子供たちにしてあげられるのは、環境を整ええてあげる支援、育つのは子どもたち。米作りも、雑草抜いて環境を整えてあげる作業をしていて、育つのはイネという点で共通している。」という言葉がありました。


4人だった草取り1回目ほどではなかったですし、それほど長時間でもなかったですが、重労働でした。

田植えが先だった隣の田んぼなど、もう、そろそろ色づきはじめている田んぼもありましたが、私達の田んぼは、青々としたイネの実が揃ってきたところです。

日照不足が心配される今年ですが、これまでのところ、昨年よりはたくさんの収穫が期待できそうで順調だということでした。


写真は、私達のイネの実と、泊っている虫です。この虫を、2回、見ました。不思議な形で、これまでに見たことがない虫でした。名前も分かりません。

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1 コメント

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お久しぶりです (サルファー)
2009-09-01 16:45:57
今年ももう9月となり、硫黄島民の会が開催される時期となりました。あと2週間もありませんが、皆さんとの再会を楽しみにしております。相変わらず私の父は硫黄島の墓参など出かけたりしていますので、会場ではすぐにわかるかもしれません。よろしければ当日お声かけくださいませ。
また、私事ですが、塾で教材作ったり、教えたりということを仕事としておりますので、お子様方のご教育、ご進学に関しても相談にのります。お気軽にお申し付けください。
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