さて、今回訪れた篠栗町は、四国八十八ヶ所の写し霊場である『篠栗八十八ヶ所霊場』があるところ。
別に霊場巡りが趣味なわけではなく、今回は霊場にあるいくつかの滝と、ここ一年気になってしょうがなかった、ある「モノ」をチェックしてくるのが目的なのです。
「モノ」については、後で説明しますね。
八木山から篠栗盆地に下りてくる急坂の途中、国道のすぐ側に
こんな大仏さまを発見。
「あっ、これ、『珍寺大道場』さんで見たぞっ」と、あわてて駐車場に入りました。
車から降りると、まずは二つの門が目につきます。
整然とした形のレンガ造りの門と、そのへんの岩を適当にコンクリで固めたような珍妙な門との対比が面白い。
レンガの門の中には、「マリア様」と思える白塗りの像もありました。
「仏教」と「キリスト教」の融合?
門をくぐって、大仏さまとご対面。
この大仏さま、先ほどの門と同じく、石をコンクリで固める工法でできた胴体の上に、頭がのっているという、珍しい構造。
手前には、そのミニチュア版もあります。
そもそも、石を積み上げて胴体を成形するより、最初からコンクリで作るほうが簡単だと思うんだけど・・・。
ここから先は、ワタシの勝手な想像なんですが、この石そのものを使うことに意味があったんではないかな?
実は、このすぐ裏手の高台に『宝山寺』というお寺があって、そこは「水子供養」のお寺でもあります。
「水子」の供養として、賽ノ河原に石を積み上げるという手法がとられますが、この大仏の胴体は、その積み上げられた石を集めて造られたのではないでしょうかね。
土台のほうの大きな石が、大仏さまに。
で、上のほうに乗ってた小さい石で、手前のミニチュア版を作ったのかも。
そう考えると、「マリア像」についても、なんとなく納得がいくわけです。
大仏さまの右手前方には、大きさもコンセプトもまちまちな仏像が、一ケ所に固められていました。
『珍寺大道場』さんで絶賛されていた。ちょんまげ町人姿の像もありますね。
後ろに見えるのは、国道201号線。
ひょっしたら、国道の拡張工事かなんかで、元々あった場所から移転を余儀なくされて、この不思議な霊場が形づくられたのかもしれません。
さて、駐車場から奥のほうに歩いていきますと、篠栗霊場の75番札所『紅葉ヶ滝薬師堂』があります。
パステルグリーンに塗られた不動明王さまが、いい味出してます。
後ろに見えているのが、
お堂の名前にもついている「紅葉ヶ滝」。
見えている部分の上にも段があって、落差は7~8mぐらいかな?
雨上がりでしたから、水量もありましたぞ。
お堂の前にも、やたら仏像が並んでいるわけですが、その間にあった
口から水を吐き出している、この竜の顔が、なんとなく愛嬌があって魅かれました。
・・・・・・まな板の上の鯉?
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