時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

こころのなかの深い森

2021-01-05 | essay
こころの中に森がある。

人生50数年生きてきて
すきなもの
すきなことの種が
こころに根付いて
いつの間にか育って大木になる。
そんな、すきなものだらけの森だ。

すきってものは
理由なんてない本能的なものだから
すきだと感じたものは
わたしの場合、どうやら
こころの中にずっと住み続けるらしい。
そして、年齢を重ねる毎に
枝葉を広げ生い茂っていくのだ。

それは「ヒト」も同じ。
出会ってここちよいと本能が感じたニンゲンは、男女問わずずっとすきだ。
だからわたしのこころにはたくさんの住人が暮らしている。

現実には何十年も会っていなくとも彼らはわたしのこころに生きている。

そのうちの多くのヒトにとって、わたしは忘却の彼方の影法師でしかないであろうことも十分承知している。
それはそれでいい。

ひとのこころは ひとのもの。

現世に生が在る無しにかかわらず、わたしはわたしのこころの森の中でいつでもその人々に逢える。

深い深い心地のよい森を育てることが出来たのは、今まで出逢ったヒト、モノ、すべての経験のお陰である。

これからもわたしは
わたしのこころの森を育てていくのだろう。

種を植え、ヒカリを届け、雨を注ぎ
芽生えに歓び、枯れ木を慈しみながら森を歩くのだろう。

もしかしたら

ひとりひとりのこころの森こそが、タマシイの正体なのかもしれない。。。


そんなことを
起き抜けの布団の中でぼんやりと考える。

まどろみながら勝手にふわふわと廻る思考。。。

それはジブンの思考なのか、どこからか漂い流れ込む思考なのか?

わからなくてもいいや。






冬の朝の布団の中の心地よさ。この出たくないぬくもり。
これってもしかして
ヒトならだれでも知っているかつて居た場所、母のおなかの中と同じ感覚なのかもしれない。。。

なぁんて、寒くて出たくないだけか(笑)







最新の画像もっと見る