時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

シアワセな時間

2010-08-01 | essay
最近みつけたすてきな絵本やさん、東村山の「トロル」に
娘を連れていってきた。

娘に欲しい本をゆっくり選ばせているあいだに、
わたしもじっくり絵本をえらぶ。
絵本選びは、オトナになってもウキウキするシアワセな時間。

絵本専門店は、店主さんに選ばれたいい本がたくさんあるので
普通の書店の児童書コーナーより、う~んと質のいい本がならんでいる。

娘が迷った末に選んだのは「もりのかくれんぼう」(末吉暁子 作 / 林明子 絵)
この本は、娘が図書館で借りてきて何度も読んで気に入っていたもの。
ストーリーにも引き込まれるし、絵にもたくさん仕掛けがあって楽しい一冊。
最近の本かと思っていたら、1978年発行だったのね。
このおはなし、わたしもすき。

    


もう3年生だから、もっと厚い児童書…って思わなくもないけれど、
絵本の魅力には、敵わないよね。
本だけは、アドバイスはしても押し付けずに選ばせてあげたいと思うのだなあ。


わたしが気に入った一冊は、「っぽい」という絵本。
「ちいさなあなたへ」で有名なピーター・レイノルズ作。

「ちいさなあなたへ」は泣けちゃって泣けちゃって
とても買おうとは思わなかったのだけれど、
この本は、「っぽい」っていう題からしてちょっとそそられてしまう。


     


原題は「ish」。
この本は、とってもだいじなメッセージをやさしいコトバで伝えてくれる。

だから絵本ってすきなんだなあ。

かわいい絵、やさしいコトバでぐぐ~~んとこころに迫ってくる。

この本は小さな子どもからお年寄りまで、きっとどんなひとのこころにも響くはず。

絵本の持つ魔法のチカラは、お仕着せでなく、お説教でもなく、
自分の内側の何かをちょっとつつかれることで、こころのどこか深いところに
じんわりゆっくり沁み込むように作用してゆく。。。って、そんな感じ。

そしてきっと、ちょっと立ち止まって、空を見上げて、
流れる雲をゆっくり眺めてみたくなっちゃったりすることだろう。

いい本に出逢えてシアワセ。
また行こうね~ 




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