展覧会に行って、じっと絵を眺めていると・・・
風景画の絵の中に、すうっと入り込みたくなることがあるんだよねえ。
へんな癖。。。なんでかなあと思いを巡らせてみると
ひとつ 思い当たる幼児体験が。
小さい頃、毎朝観ていた「おかあさんといっしょ」
奈良の団地に住んでいて弟が生まれたころだから、
4~5歳の昭和45年前後のハナシ。
番組の中で、とってもすきなコーナーがあった。
当時のキャラクターのぬいぐるみたちが、壁にかかった何枚かの絵の中に
気球に乗って飛んで入っていくお話。
それぞれの絵には、どこかよその国の風景が描かれていて
日替わりで、壁にかかった絵の中に入り込み、その絵の世界の中で物語が展開していく。
どんな絵だったかはよく覚えていないけれど、
今日はどの絵に入るのかな~?って楽しみに観ていたんだよねえ。
その絵のうちの一枚がお気に入りで、(どんな国だったかなあ?)
「あの絵」に入ってーー!って念じながら観ていたことを覚えている。
きっとそれだね。
毎日のように、気持ちは絵の中に一緒に入っていたから
いまでも、気に入った風景画を観ると、中に入りたくなっちゃうんだな。きっと。
ふわふわと夢ごこちな幼児時代。。。現実と夢を背中合わせに行ったり来たり。
あれから40年も経っているのに、わたしの夢想癖は相変らずってことか。。。
まあ、いっか。
現実だけ直視してたってラチがあかないってことも人生には多々あるもの。
あえて、気持ちをプカプカと泳がすことも、時には(時にはね!)必要なんですなあ~。
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