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たいせつなもの。すきなこと。

世界の国のお勉強

2012-12-12 | essay



脱ゆとり教育元年。小学校のお勉強も進化している。

現在五年生の末娘。
上の子たちの頃にはなかったような学び方に、なるほどなあ~~と感心したりする。

学年全体の総合学習の発表会を学校の体育館に見にいってきた。
各クラス4~5人のグループで、ひとつの国について自分たちで調べ、
その国の音楽を使ってその国らしい踊りを皆の前で披露する。

各3分ほどの40カ国くらいの発表を5クラス分、全部じっくり観ちゃった。
娘が出番の時間をちゃんと伝えてくれなかったせいもあるんだけれどね。
なかなか見応えがありました~。

それぞれに工夫して衣装や楽器を手作りしたり、
子どもたちだけで一所懸命練習したんだろうなあ~というような踊りの発表会。
ほとんどの子どもたちがyou tubeで各国の踊りを調べたようだ。
現代っ子ならではの総合学習ねえ。

ちょっと失敗して笑いを誘ったりしてこれまた子どもらしくてとっても可愛い。
五年生は10歳と11歳。とってもオトナっぽい子もいれば、まだまだチビッコもいる。

最後に、先生がまとめの言葉として子どもたちに話した内容を聞いていて
またまた なあるほど~と感心してしまった。

「君たちがこうして毎日勉強したり遊んだりして生きているように、
世界中の子どもたちも今、君たちと同じように生きています。
そして、将来大人になって働くようになった時には、いまよりもっと国際社会になって、
いろんな国の人々と接する機会も多くなっていると思います。
こうしていろんな国のことを学ぶことで、その国のひとにいつか会った時に
知ってるよ!こういう踊りがあるんだよね!と話しをするきっかけになるかもしれません。
たくさんの国に興味を持って、大人になったら世界へ飛び出して行ってください。」

なるほど~!このスピーチに親のわたしまで、未来が拡がるような気持ちがしちゃったよ。
この踊りの発表会は、グローバルな教育の一環だったわけね~。
新任の担任の先生、練りに練って考えましたね!素晴らしいまとめの言葉でした。

うちの子は南アフリカのグループ。
南アフリカといえば、アパルトヘイトを真っ先に思い浮かべてしまうけれど・・・。
今回の学習は衣食住や風習、踊りに関してだったようなので、あえて触れなかったけれど
この先、こういった歴史を学ぶときには、
きっとこの子たち、我がことのように思い入れを感じながら学べるでしょうね。

お金をかけず、ビニール袋や廃材で作った衣装に、
うちから持って行ったわたしの母の木製のネックレスがとても似合って
ふしぎと、アフリカの民族衣装に見えたよ~。

それにしても、小学校は、担任の先生の方向性がこういう発表の場に色濃く出るものですね~。
賑やかで華のある発表の多いクラスもあれば、真面目で静かな発表の多いクラス。
工夫を凝らした発表の多いクラスや、なんとな~くテンションの低いクラス・・・?

底冷えの体育館でいろいろとものを想いつつ、
世界を一回りしてきたような楽しい学習発表会でした~!





 


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