巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

ラブラドールだって泳ぎたくない日もある

2006年11月09日 04時06分43秒 | Weblog
 水遊びが大好きなラブラドール。でも、ウチのジュエルも3歳半を過ぎ、ちょっとオトナになってきたのか、気温の低い日は池にも川にも飛び込まなくなりました。ここのところパリは朝の気温が0度とか1度なので、芝生の上でボール遊びしてるだけで、脇にある川には見向きもしません。それこそ夏の間はボールをキャッチして走り回って暑くなると、ドボーンと飛び込んでクールダウンしてましたけど、今はお腹を霜のおりた芝生にくっつけるだけで十分みたい。
 が、今日は、投げたテニスボールが運悪く川にポチャンと落ちてしまいました。そしたらジュエルったら私の顔をじーっと見て目で訴えるんですよ。以下、私の口とジュエルの目による会話。
(おかあさん、お水冷たくて嫌だから、ボール取ってきて、おねが~い)
「え~っ! おかあさんが川に入れるわけないでしょ! ほら、飛び込んで取ってきなさい」
(く~ん……。ヤダ。ワン! おかあさんはやく取って)
「ワンたって無理だよ、ほら、はやく行きなさい。ボール流れていなくなっちゃうよ」
 そして私がお尻をグッと押して、強引にジュエルを川の中へ。そしたら、うらめしそーに私を見て、しかたなく泳いでボールを持ってきました。やれやれ。
 去年、2歳だった冬は冷たい川にもどんどん飛び込んでたのに、人間と同じで歳とってくるとおっくうになるのかしらん。
 午後はソファの上で気持ち良さそうにお昼寝(写真)。ぼんやり犬まっしぐらです。
 


パリッ子たちは『H&M』に夢中

2006年11月08日 03時56分19秒 | Weblog
 子供向けのファッション誌が創刊ラッシュなんですってね日本では。若いお洒落なママたちは、わが子のファッションにも力が入っちゃうってことでしょうか? というか子供自身にもお気に入りのブランドとかあるんですってね。そういえば夏に帰省したときに、親戚の小学生の女の子もあれこれ好きなブランド名をあげてたっけ……。
 さて、モードの本場フランスの子供服事情はどうかというと、ブランドはどうでもよくって洋服を選ぶ基準は安さかな。日本の子供たちに比べるとかなり質素ですよ。もっとも10歳くらいになると、安いアイテムでも好きな着こなしをするようにはなるし、安いアクセサリーも付けてますけど。
 ところで、子供服に限らず、レディース、メンズを合わせて、今いっちばんフランスで売れてるブランドは何かっていうと、それは『H&M』。とにかく安い! 『GAP』とか『ZARA』も安いけど、それよりも~っと安い。『H&M』はスウェーデンのメーカーですけど、今、ヨーロッパ中で大人気なんです。Tシャツ4ユーロ、セーター10ユーロ、ジャケット20ユーロ、コート40ユーロってな感じ。アクセサリーに関しては3~5ユーロくらい。で、これがセンスいいんですよ! お洒落なんですよ! トレンディなんですよ! それに今年はあのマドンナとのコラボレーションで、さらに注目されてます。その前にはカール・ラガーフェルド(現・シャネルのデザイナー)のデザインの服もあったし、とにかく話題にも事欠かないのが『H&M』なんです。一流デザイナーの服だって数千円で買えちゃうんだから驚きです。
 いいものを長く着るのがフランス人の流儀だったのが、若い世代はそうじゃなくなってるみたい。そのシーズンのトレンドがわずかなお小遣いの中から買えちゃうんだから、やっぱ飛びついちゃいますよ。
 ウチの娘のワードローブも今は『H&M』がほとんど。いろいろ見て歩いて「これカッコイイよ」と選ぶのが、だいたい『H&M』なんです。安いので親もすごーく助かってます。

フランスにおけるディズニー事情

2006年11月06日 19時47分24秒 | Weblog
 この時期になるとディズニーランド・パリからのダイレクトメールがしつこいほど届きます。4年前までは年間パス(1年間でたったの98ユーロだった)を持ってたから、あちらにデータが残ってるんでしょう。年に2回行けば元が取れちゃうパスでお得はお得だったんだけど、犬を飼いはじめたのをきっかけに、家族みんなでディズニーランドには行けないから、やめたんです。
 東京ディズニーリゾートには平日だって人が溢れてて一年中大盛況のようですが、パリの場合はクリスマスとか特別の日以外はガラ空き。スモールワールドのお船にひと家族だけポッツリ、な~んてことも珍しくないし(なんか人形に囲まれて不気味な感じがするんですよ)、並ばないでスイスイ乗れるアトラクションがいっぱいなんですよ。
 だいたいフランス人はアメリカ文化が嫌いだし、週末は森などの自然の中を散歩するのが人生の喜び、みたいな人が多いですから。それに「シンデレラ」や「眠れる森の美女」など、フランスが誇る童話作家シャルル・ペローの原作より、ディズニーバージョンのほうが世界的に有名になっちゃってるのも気に入らないらしい。
 ってわけでディズニーランド・パリにやって来るのは、イギリス、イタリア、スペイン、ドイツ、ロシアなどからの外国人ばっかり。だからフランス国内でかつて年間パスなんか持ってたお客には「ぜひ再び!」みたいなお誘いがしつこいんです。今なら10パーセント引き、友達ひとり無料券などなど、あの手この手で勧誘してくる。けど、ウチラとしてはワンちゃん連れOKにでもしてくれない限り、パスを再び買うことはありませんね。
 ところで、ディズニーのキャラクターたちの名前が、フランス語になるとすんごく変わっちゃってるのをご存知ですか? これがなかなか笑えます。基本的にはアルファベットをフランス読みの発音にしてるんですけど、どーしても読みにくいのは、勝手に名前が変わっている! その極めつけが「グーフィ」。グーフィのフランス名はなんと「ダンゴ」です! 何それ? でしょ。
 あとはミッキーは「ミケ」、プーさんは「ウィニー」、シンデレラは「サンドリヨン」(まぁ、これは原作がこっちだからしかたないか)、ロビン・フッドは「ロバン」、レディ&トランプのレディはそのままだけど雄犬のほうは「クロシャール」、アラジンは「アラダン」。今じゃ、すっかり慣れちゃいましたけど、ほ~んとフランス人って頑固ですよね。ちょっとぐらいゆずって世界共通の名で呼びゃいいのに。だってミッキーはねずみだよ、ミケじゃ猫みたいじゃん、ねぇ……。

ハムちゃんの大好きなおやつとフード

2006年11月05日 04時24分41秒 | Weblog
 ハムスターみたいな小動物って、エサ代がかからなくてホントに助かります。
写真左の黄色いエサ箱の中、オガクズにまぎれてポツン、ポツンとある固まりが、ハムスターフードです。900g入りで4・1ユーロでした。ウチのロボロフスキー・ハムスターのブランディには、これを1週間に4~5粒与えていますが、それでも多すぎるみたい。残った食べかけは日曜日のケージ掃除のときに捨て、新しいのをまた4~5粒入れるようにしてます。
 それと、おやつにはナッツやドライフルーツやひまわりの種のミックス(200g入り 2・4ユーロ)をあげてます。フードといっしょにエサ箱にパラパラ入れちゃってるんですけどね、ズボラですから……。
 で、観察してるとハムちゃんも人間の子供と同じで、まずは、おやつをぜ~んぶ食べちゃいます。で、それがなくなってからやっとフードに手をつけてますね。それにしてもブランディは身体がちっこいから、フードの箱もおやつの箱も中身がぜんぜん減りません。買ってから(飼いはじめたとき)2ヶ月ちょっとたってますが、まだまだいっぱい。ひょっとすると1年持つかも……。うん、ハムスターは節約生活にはうってつけのペットですよ!
 さて、パリもここ数日でグンと寒くなり、明日の朝は0度近くなる予報。でもロボロフスキー・ハムスターはロシア原産だから寒さに強いらしく、真夜中にはジャンプを繰り返して今日も元気いっぱいです!

パリも日本食ブーム

2006年11月03日 04時42分07秒 | Weblog
 日本の農林水産省が2007年から海外における日本食レストランの認証制度を創設するってニュースをネットで読みました。正しい日本食を世界の人々に知ってもらうのが狙いとか。
 う~ん、たしかに、パリにも怪しい日本食レストランがい~っぱいありますもん。在仏の日本人が行く和食レストランと、フランス人が行く日本食レストランはぜんぜん違うし、その味の差にはほ~んとビックリしちゃうんですよ。
 先日もフランス人の友達に「おいしいSUSHIとYAKITORIの店ができたから行こう」って言われて行ってみたんですが、まず日本語のメニューがないし、従業員も日本人ではないアジア系、もち日本語は通じません。でもって、焼き鳥に関してはフランスは鶏肉がおいしいので、まあ許せる味には仕上がってました。が、にぎり寿司はとっても食べられたもんじゃあありません。シャリもネタも最悪で口に含んだとたんにオエッとなったんで、慌ててお椀の吸い物をすすったら、なんとこれがコンソメスープ、しかも具はスライスしたマッシュルーム! 「これは日本食じゃないよ~」と呟く私の前で、フランス人の友達は「セ・ボン(おいしい)」を連発してました、信じらんない! だから認証制度はとってもいいと思います。けど、必ずしも本物の味が外国人たちの口に合うのかどうかは疑問だけど……。だって日本における各国料理もずいぶん日本人向けにアレンジされちゃってるでしょ?
 さてさて写真は、パリ13区の中華街で売ってるインスタントラーメン「出前一丁」です。ひと袋が0・49ユーロ。日本に存在するのは、ずっとごまラー油のラーメン(右上)だけかと思いますが、海外向けにはいろんな味が出てて十種類ぐらいあるんですよ。(左上)のトンコツ味もまあまあの味なのでよく買います。で、今回初チャレンジしたのが(下)のすき焼きうどん! 中華街で最大のスーパー『TANG FRERES』につい最近並びはじめた新商品のようで、これがバカ売れしてるらしく出前一丁シリーズの棚で、このすき焼きのとこだけが在庫がどどーんと減ってます。なんで、どんなもんか今日、味見してみました。「日式 牛肉鍋味」って表示に期待して。……で、どうだったかというと、すき焼きだと思わなければ、インスタントうどんだと思えば食べられるって感じのレベルでした。ネギと白菜と卵もしっかり加えたけど、やっぱすき焼きにはなってませんでしたね。まっ、スープのベースが牛ってだけで。でも、フランス人や中国系の人々には、日本人が好むごまラー油味より、どーも奇妙な味のほうがウケるみたい。
 味覚って人種によってぜんぜん違うんですよね、きっと。

ハロウィン・パーティ

2006年11月01日 03時49分42秒 | Weblog
 11月1日はトゥサン(Toussaint=万聖祭)。フランス人たちはこの日に菊の鉢植え(切り花じゃなくて、こっちは鉢植えを墓石の上に置くんです)を買って、ご先祖様のお墓参りをします。そう死者たちを弔うんですね。
 でもって、このトゥサンの前の晩(10月31日)がハロウィンです。けど、カボチャをくり抜いて中にロウソクを灯す魔除けのランタンを作る習慣とか、仮装してパーティをする習慣はアメリカやイギリスものなんですって。そもそもフランスではハロウィン・パーティなんてなかったそう。ところが年々、英米文化がドドッとこの国にも押し寄せてきて、今じゃ、この季節のショーウィンドーはカボチャと魔女とクモの巣でいっぱい! で、街角では悪魔や魔女の仮装をした子供や若者もチラホラ……。
 というわけで、ウチのジュエルもハロウィン(?)の仮装をしてみました。インディアンのチュニックに、麦わら帽子に、サングラス。娘のてきとうなコーディネイトですが、おとなしく着せられるがままになってるし、本人(じゃなくて本犬)この遊びが嫌いじゃなかったみたい。