巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

友達って、いいよね!

2006年11月27日 00時34分19秒 | Weblog
 ネット上でしか本音を語れないって子供がふえている、という現状を日本から送ってもらったテレビ番組の録画で知り、ちょっと驚いてます。友達付き合いもなんか大変そうだし……。どうしてしまったんでしょう今のニッポン。
 さて、その日本から遠く離れた、ここフランスではどうかっていうと、子供たちはまだまだ昔っぽいかも。小学生で携帯持ってる子なんてほとんどいないし、パソコンにへばりついてるなんて子も少ない……と思う。だって娘の学校やまわりを見回しても携帯メールやってる小学生なんてゼロだもの。もちろんフランスだって中学生にもなれば携帯を持つし、ブログをはじめる子もふえるけど、日本と比べたらまだまだ。
 それに小学生のうちは、いや家庭によってはそれ以上の年齢になっても、親がどこで誰と遊ばせるかを決めるんですよ。日本の皆さんには信じられないかもしれないけど、娘が誰それと遊びたいと言ったら、その子んちに私が電話してパパかママと交渉(大袈裟か?)するんです。フランス人って自立が早いみたいに思われてるけど、むしろ日本の子のほうが自立は早いような気がしますよ。っていうかフランスの親は絶対的というか、とにかく小学生ぐらいの子供は完全な親の管理下にあるんです。
 さて、写真はウチのラブラドールのジュエルと娘の親友のエメリーヌです。
エメリーヌとは3歳からの仲良しで、今10歳だから7年越しの友。今では通ってる学校も違うし、互いの家も離れてるけど、ときどき週末に一緒に遊びます。たぶん馬が合うんだと思います。エメリーヌのパパとママも「ふたりはきっと生涯の友になる」と言ってますし、私たちもそう願ってます。ちなみに日本の少女たちのようにお揃いの服を着て仲良しをアピールするなんてことはまったくなし。ただ、ふたつの個性が語って、笑って、ふざげてる、そんな感じです。
 でもって、ジュエルもお姉ちゃんの親友ってことがわかるみたいで、ほかの同級生の友達なんかか来たときとは、ぜんぜん違う態度を示します。っていうかジュエルにとってもエメリーヌは親友みたい。ベッタリくっついては離れないんだもの。ふたりと一匹が公園で跳ね回って遊ぶ姿を見てると、ほんと私も幸せな気分になります。で、ちょっと今の本音を言ってしまうと、娘が日本の小学生じゃなくてよかったな、と思ってしまうのです。パソコンの画面に向ってしか自分の気持ちを語れないなんて、やっぱ、どー考えたって寂しいじゃん。
 ちなみに私の世代だと、こうしてブログは書いてても、一方通行は嫌なので友達の声は聞きたくなる。で、「ねぇねぇブログ見てくれた?」とか「昨日メールしたことなんだけどさぁ」なんて、すぐに電話をしてしまうのよね。で、いかにもおばさんっぽい意見だけど、娘には、これからもずっと人とのコミュニケーションは自分の表情と生の声でとってほしいと思っています。
 ……それにしても、いじめ、自殺と暗いニュースばかりが母国ニッポンから届くのが、すごーく悲しい毎日です。