巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

パリも日本食ブーム

2006年11月03日 04時42分07秒 | Weblog
 日本の農林水産省が2007年から海外における日本食レストランの認証制度を創設するってニュースをネットで読みました。正しい日本食を世界の人々に知ってもらうのが狙いとか。
 う~ん、たしかに、パリにも怪しい日本食レストランがい~っぱいありますもん。在仏の日本人が行く和食レストランと、フランス人が行く日本食レストランはぜんぜん違うし、その味の差にはほ~んとビックリしちゃうんですよ。
 先日もフランス人の友達に「おいしいSUSHIとYAKITORIの店ができたから行こう」って言われて行ってみたんですが、まず日本語のメニューがないし、従業員も日本人ではないアジア系、もち日本語は通じません。でもって、焼き鳥に関してはフランスは鶏肉がおいしいので、まあ許せる味には仕上がってました。が、にぎり寿司はとっても食べられたもんじゃあありません。シャリもネタも最悪で口に含んだとたんにオエッとなったんで、慌ててお椀の吸い物をすすったら、なんとこれがコンソメスープ、しかも具はスライスしたマッシュルーム! 「これは日本食じゃないよ~」と呟く私の前で、フランス人の友達は「セ・ボン(おいしい)」を連発してました、信じらんない! だから認証制度はとってもいいと思います。けど、必ずしも本物の味が外国人たちの口に合うのかどうかは疑問だけど……。だって日本における各国料理もずいぶん日本人向けにアレンジされちゃってるでしょ?
 さてさて写真は、パリ13区の中華街で売ってるインスタントラーメン「出前一丁」です。ひと袋が0・49ユーロ。日本に存在するのは、ずっとごまラー油のラーメン(右上)だけかと思いますが、海外向けにはいろんな味が出てて十種類ぐらいあるんですよ。(左上)のトンコツ味もまあまあの味なのでよく買います。で、今回初チャレンジしたのが(下)のすき焼きうどん! 中華街で最大のスーパー『TANG FRERES』につい最近並びはじめた新商品のようで、これがバカ売れしてるらしく出前一丁シリーズの棚で、このすき焼きのとこだけが在庫がどどーんと減ってます。なんで、どんなもんか今日、味見してみました。「日式 牛肉鍋味」って表示に期待して。……で、どうだったかというと、すき焼きだと思わなければ、インスタントうどんだと思えば食べられるって感じのレベルでした。ネギと白菜と卵もしっかり加えたけど、やっぱすき焼きにはなってませんでしたね。まっ、スープのベースが牛ってだけで。でも、フランス人や中国系の人々には、日本人が好むごまラー油味より、どーも奇妙な味のほうがウケるみたい。
 味覚って人種によってぜんぜん違うんですよね、きっと。


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