巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

フランスにおけるディズニー事情

2006年11月06日 19時47分24秒 | Weblog
 この時期になるとディズニーランド・パリからのダイレクトメールがしつこいほど届きます。4年前までは年間パス(1年間でたったの98ユーロだった)を持ってたから、あちらにデータが残ってるんでしょう。年に2回行けば元が取れちゃうパスでお得はお得だったんだけど、犬を飼いはじめたのをきっかけに、家族みんなでディズニーランドには行けないから、やめたんです。
 東京ディズニーリゾートには平日だって人が溢れてて一年中大盛況のようですが、パリの場合はクリスマスとか特別の日以外はガラ空き。スモールワールドのお船にひと家族だけポッツリ、な~んてことも珍しくないし(なんか人形に囲まれて不気味な感じがするんですよ)、並ばないでスイスイ乗れるアトラクションがいっぱいなんですよ。
 だいたいフランス人はアメリカ文化が嫌いだし、週末は森などの自然の中を散歩するのが人生の喜び、みたいな人が多いですから。それに「シンデレラ」や「眠れる森の美女」など、フランスが誇る童話作家シャルル・ペローの原作より、ディズニーバージョンのほうが世界的に有名になっちゃってるのも気に入らないらしい。
 ってわけでディズニーランド・パリにやって来るのは、イギリス、イタリア、スペイン、ドイツ、ロシアなどからの外国人ばっかり。だからフランス国内でかつて年間パスなんか持ってたお客には「ぜひ再び!」みたいなお誘いがしつこいんです。今なら10パーセント引き、友達ひとり無料券などなど、あの手この手で勧誘してくる。けど、ウチラとしてはワンちゃん連れOKにでもしてくれない限り、パスを再び買うことはありませんね。
 ところで、ディズニーのキャラクターたちの名前が、フランス語になるとすんごく変わっちゃってるのをご存知ですか? これがなかなか笑えます。基本的にはアルファベットをフランス読みの発音にしてるんですけど、どーしても読みにくいのは、勝手に名前が変わっている! その極めつけが「グーフィ」。グーフィのフランス名はなんと「ダンゴ」です! 何それ? でしょ。
 あとはミッキーは「ミケ」、プーさんは「ウィニー」、シンデレラは「サンドリヨン」(まぁ、これは原作がこっちだからしかたないか)、ロビン・フッドは「ロバン」、レディ&トランプのレディはそのままだけど雄犬のほうは「クロシャール」、アラジンは「アラダン」。今じゃ、すっかり慣れちゃいましたけど、ほ~んとフランス人って頑固ですよね。ちょっとぐらいゆずって世界共通の名で呼びゃいいのに。だってミッキーはねずみだよ、ミケじゃ猫みたいじゃん、ねぇ……。


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