平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録1月14日(火)

2020-01-14 09:15:56 | アマチュア無線

本日午前7時快晴2.0℃

【Meteor-M N2】08:42 フィリピンと日本列島では陸地の色合い(コントラスト:濃さ)が違いますが、衛星カメラへの光の届き具合で違うのかも知れません。

【AO-92】21:42 ■受信 JR6DI JR6RMK JR6AZ JJ1GLK JE6LSL JH5HDB JG1LXL JA3FWT JH7JHX Payloads:100

【Fox-1シリーズ衛星のトーンスケルチ】Fox-1シリーズ衛星では、67.0HzのToneを重畳した信号を送らないとFM RepeterがONにならないことになっています。しかし、現状Toneの重畳などしていないであろう地上違法局の信号が聞こえて来ます。それはToneを入れて送っているアマチュア局の合間に違法局が送信しているからです。Toneを重畳した局が連続してアップしている場合は、Tone無しでもその隙間で上がります。したがってTone重畳のことなど知らない地上違法局が単独にFox-1シリーズ衛星の周波数を使ってもそれは衛星をアクセスしないでしょう。トーンスケルチとはそういうものです交信にずーと使えていたのに、ある瞬間、FM RepeterがOFFになることがあります。これは連続アップが途切れた時、誰かがToneを入れないで送信したためです。その場合改めてToneを入れた信号(通常そうしている)を送るとONになります。トーンスケルチとはそういうものです。Fox-1シリーズ衛星はそのような合理的な仕組みになっています。

【トーンスケルチおさらい】『トーンスケルチ』特定の相手方が送信する信号のみを受信するためのスケルチ無線送信機の変調信号に予め連続した単一周波数のAF信号(トーン)を重畳して送信し、受信側では復調器出力からBPFを使って、このトーンのみ取り出し・整流し、整流後のDC電圧を制御信号として使い、トーンが受信されないときは復調器からスピーカに至る区間のどこかを半導体スイッチやリレーで遮断したり、AFアンプの電源を断つことで雑音を遮断し、無音状態にする。下線部分が重要で「トーンが受信されないときは…無音状態にする。」Fox-1シリーズ衛星の場合、これを断定的にしていいかどうか少し迷っているのですが、今まで見て来た限りでは、トーンを入れないで送信すると、この「無音状態にする。」が律儀に働いているような気がするのです。無音状態にするは「FM Repeaterが落ちる」と同義ですが、事実時々落ちてます。今まで「何で落ちるのだろう」と思っていましたが、考察してみると以上述べたことのようです。したがって「67.0Hzのトーンを重畳した信号でアップする」を基本とすべきでしょう。

 

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