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【五つの衛星】(日本時間4月19日04:25)米フロリダ州ケープカナベラルロケット発射場からスペースX社のファルコン9ロケットにより、5つのアマチュア無線の周波数を使った衛星が打ち上げられました。衛星名、周波数、TLE等については、JA0CAWさん、JE9PELさんのBlogを参照されてください◆フォーンサット2.5とキックサットの信号が確認されているとのことです。3月中打上げ予定が延び延びになって、ここでの打ち上げが成功しました。実際にはもう1機あるようですが、詳細は分かりません。
【KICKSAT】21:30のパスは仰角高かったが、酩酊帰宅直後で追えず。23:05のパスはMEL6.8度 437.505MHzにドップラーを掛けて追ったが、一度それらしきPackets音を聞いただけ。それというのも以前から437.500MHzに怪電波が出ていて、このパスでもS8くらいで被っていた。どうもこの衛星を追うのにこの怪電波が邪魔しそう◆この衛星、信号強く、Packetsを受信したというレポートも上がっています。
【いま一度アマチュア無線を考える④】
コマンドアップはともかく、衛星から発射される電波がアマチュア無線の周波数帯である以上、万人に理解される内容でなくてはならないと思います。秘密であるかどうかは全く別時限の問題であり、国民の科学振興・普及に役立たないのであれば、そもそもアマチュア無線の周波数を使う意味がない。(おわり)☆☆☆
【工学技術を非公開、秘密にすることの意味】
◇…最近はロケット発射場の公開を制限しているようですが、学術目的なものを秘密にすること自体がくだらないと私は思っています。工学技術は汎用性を追求している学問で、その成果が、技術として実際に広く人の役に立つわけです。そしてその基本にあるものは、人間の知恵や知識です。知恵や知識は、時間が経てば自然と拡散する本質を持っていると思いますので、非公開にしてもただの時間かせぎのような気がするのです。(秋葉鐐二郎)