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【電波の管理③】アマチュア無線界では「国際アマチュア無線連合」(IARU)があって、アマチュア無線の周波数確保を基本として、アマチュア無線の発展のために様々な活動を行っています。JARLも加盟しています。さて、アマチュア衛星で使用する周波数はどのように決められるのでしょうか。5月4日にも書きましたが、CubeSatが一度に10個も打ち上げられるような場合、周波数をどう決めたら良いかが問題になります。IARUの「衛星諮問委員会」がその調整役のようです。何かを決定しようとするとき、相談を投げかけることを「諮問」と言いますが、答えを出すとそれは「答申」となります。ただ「諮問委員会」はCCITTもそうですが、自らの発意で結論を出すための協議を行う機関のように思えます。IARUの「Amateur Satellites Page」はPDFファイルで36ページにわたり、アマチュア衛星の周波数のことについて書いてある資料となっています◆九州工業大学のCubeSat「鳳龍弐号」が、いよいよ来週18日に打ち上げられますが、この衛星で使う周波数についてもIARUの衛星諮問委員会の場で協議され、決まったものと思っています◆「どこでどのように周波数が決まるのか、決められるのか」も考えてみると興味がわきます。