いまジャーナリストとして

 いま私たちの目の前に、次々と現れるニュースをどうとらえ、どう判断するか・・・ジャーナリストの日誌。

緊急事態宣言の東京の街は静まりかえっていました・・・日本橋、京橋、銀座、有楽町、東京駅の「今」を記録しておきます。

2020年05月13日 20時03分22秒 | 日記

 緊急事態宣言のなか、東京の街は、どんな様子なのか。
 2020年5月11日の月曜日の午後、もちろんマスクをし、東京の街を実際
に歩いてみました。
 日本橋三越をスタートし、日本橋、高島屋の本店、京橋、銀座1丁目を経て、
銀座4丁目に出ます。銀座4丁目の交差点を右に折れ、有楽町方向へ。スクラン
ブル交差点を渡って、マリオンのからくり時計を見ながら、マリオンの通路を通っ
て、有楽町の駅に出ます。有楽町のビックカメラの前から、丸の内仲通りを通り、
東京駅の丸の内側に出ます。東京駅を右手に見ながら、丸の内北口に出てオアゾに
到着し、ここで終点というコースです。
 だいたい、5キロから6キロというところでしょうか。
 コロナの東京を記録しておかなければという思いで、出向きました。

 まず、三越前です。

三越のシンボルであるライオンの足元に、臨時休業のお知らせがあります。
 大通りを渡って、反対側から三越を見ます。

 白昼、シャッターが閉まっているのが分かります。
 閑散としています。

 三越の前から日本橋の橋の方向を見たところですが、ご覧のように、人通り
がほとんどありません。
 向こう側が橋です。
 橋の方へ、歩いていきます。

 日本橋の橋(というのも変な言い方ですが)に出ました。
 この彫刻が、日本橋です。
 東野圭吾さんの小説「麒麟の翼」の舞台になりました。
 上に見えるのが首都高です。1964年の東京五輪の際、開発優先で、
由緒ある日本橋の上に、高速道路の橋脚を通してしまったのです。
 ここから少し行くと、高島屋が見えてきます。

 高島屋です。 
 本来なら、買い物客など、大勢の人でにぎわう場所ですが、がらんと
しています。

 高島屋は、地下の食料品フロア、デパ地下だけ、営業しています。
 でも、雰囲気は、ほとんど、全館休業みたいな感じです。
 高島屋をすぎると、京橋を経て、銀座に入ります。
 銀座3丁目あたりには、ブランド店が大きな店舗を構えていますが、
どこもお休みです。

 まず、ルイ・ヴィトンです。シャッターが下りてます。

 シャネルです。
 マネキンばかり、目立ちます。

 ブルガリは、ご予約のお客様のみのご対応としていますーーと表示があり
ました。

 カルティエもひっそりしています。

銀座3丁目まで行くと、松屋です。

 4月7日に、緊急事態宣言が出されました。
 その翌日の4月8日から当面の期間 臨時休業 と表示されています。
 松屋を通り過ぎると、銀座の中心、銀座4丁目の交差点です。

 銀座の中心というより、東京のひとつのシンボルみたいな場所ですが、自動車が
何台か通るだけで、人の姿は少ないままです。銀座の店が軒並み閉まっている
ので、ショッピングをしようにも何も出来ず、銀座に来てもしようがないということ
ですね。
 向かって左側の白いビルが、銀座4丁目の日産です。
 撮影している私の後ろが銀座三越です。

 銀座三越は今年2020年が90周年だそうですが、そのポスターの向こうに
休業のお知らせが出ています。
 銀座三越の反対側が、和光です。

 やはり、休みです。
 日本橋から銀座4丁目まで、ほとんどどの店もやっていないというのは、
驚異的です。
 こんなことは、これから先、もうないでしょう。
 銀座4丁目がこんなことになるのか、という感じです。
 4丁目の交差点を有楽町の駅の方に向かいます。

 やはり、閑散としています。
 こんな銀座は、初めて見ました。

 銀座の不二家です。臨時休業です。

 不二家から有楽町の方に渡り、スクランブル交差点を振り返りました。
 向こうが、銀座4丁目の方向です。
 撮影者の後ろに、銀座マリオンがあります。

 有名なからくり時計です。
 ここを中に入ると、両サイドに、映画館のチケット売り場があります。

 映画館もお休みです。
 マリオンのビルの中の通路を抜けると、有楽町の駅です。
 その通路も、こんな感じです。

 一人だけ、歩いていました。
 あとは、本当に誰もいません。
 抜けた向こう側に、ビックカメラ有楽町店があります。
 それが、驚いたことに・・・。

 営業してました。
 これは、驚きました。
 入口で体温を測り、なにごともなければ、店内に入れます。
 私? 私は36度ちょうどで、OK牧場でした。
 店内も、さすがに、お客さんは少ないものの、どのフロアもやっています。
 スタッフに聞くと、はい、2日間だけお休みさせていただいて、あとは、
営業しておりますーーとのことです。
 
 ビックカメラの前に、有楽町の交通会館があるのですが、その一階にある
紀伊国屋書店は、営業していました。
 新刊の書店は休業要請の対象外とは聞いていましたが、ビックカメラは意外でした。

 さて、ここから丸の内仲通りを歩いて、東京駅に向かいます。
 仲通りも、閑散としています。


 東京駅に出ました。
 丸の内側です。
 いつもは、サラリーマンや観光客でにぎわう場所ですが、ひと気がありません。

 これが、東京駅の真正面です。 
 撮影の私の後ろが皇居です。
 だれもいません。
 こんな東京駅は、初めて見ました。
 すごい。

 せっかくなので、記念に私の影を残しておきます。
 丸の内北口に丸善の入るオアゾがあります。

 ここでも、書店の丸善は、営業していました。
あとは、閑散としています。

 
 歩いたは距離は、冒頭にも書いたように、5キロから6キロぐらい、あるいは、もう少し
あったかもしれません。
 驚きの連続でした。
 なにしろ、5月の月曜(11日)、五月晴れの日本橋、銀座、有楽町、東京駅と、
本当に、なにもかも、閉まっているのです。
 こんなことって、本当にあるんだなあ、という思いでした。
 こういうことが、今回限りでありますようにと願うほか、ありません。