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JA7QQQ気ままな絵日記

どこかで聞いたことのあるタイトル。 掲示板感覚で、気軽に書き込んでください。

FTDX5000MPのボイスメモリー

2024年02月01日 | アマチュア無線
ボイスメモリーの存在は知っていたが、今まで使用することは無かった。
ボイスメモリーを使った局の信号を聞くと、やたら歪んでいたり、マイクを使用した場合の音と大きな乖離のある信号ばかり目についていたので二の足を踏んでいた。
もちろんボイスメモリーを使っても違和感のない音を出している局も沢山いることは間違いない。

さて事は先日のTX5S、クリッパートン島のDXペディションが行われた際に、友人のJR7HAN花野氏が設定したボイスメモリーの音のレポートを行ったところから始まった。
それなりにきれいな音に設定されており、レベルの調整だけであまり違和感のない音に設定されていた。
そこで今更ながらと思いながらも自分の無線機で設定を行ってみた。

私のFTDX5000MPにはEV社の664を繋ぎ、トランシーバ本体のイコライザで音を補正して使っている、どちらかというとラグチュウ向きの設定である。
最初はいつもの設定でそのまま録音をしてみた、テストもいつもの設定どおりそのままの状態で送信してみると、なんともこもった音で嫌な声に仕上がっている、レベルも大きい。
MENUの中にマイクゲインとは別にボイスメモリーの出力レベル設定がある、これをデフォルトの50から35に下げてちょうど良いレベルになった。




しかし、音は相変わらずこもったような変な音声である。
ここで無線機のパネルを眺めると、MIC EQ(マイクのイコライザ)の表示が光っている、これはいつもの設定どおりだが、物は試しとEQを切ってみると、これで何とか聞ける音になった。
なるほど、FTDX5000は録音するときにEQたプロセッサの設定までそのまま録音されるのである。
送出する際にトランシーバのEQやプロセッサが入っていると、録音された音にもう一度EQやプロセッサが2重にかかってしまうことになる。

そこでEQをOFFにしてフラットな状態で再度録音を行い、もう一度テストしてみた。
今度はきれいに出てくる、レベルの調整でマイクを使用した時とほとんど違和感が無い状態になった。

録音された音と送出される際の2重のエフェクト、これが音質の変化の大きな原因だった。
早速14MHzのSSBでTX5Sを呼ぶとすぐにコールバックがあり、、今回の目的を達成しました、これからはコンテストでも使えそうです。

そこでもう一つ、JA7KVD大森氏から八重洲のトランシーバはデータ端子から入れたFT8信号にもEQやプロセッサがかかってしまうとレポートを頂いた。
早速FTDX5000MPで試してみると、確かにALCメーターの振れが大きくなる、この場合は何も入れないデフォルト状態で送信するのがよさそうだ。
これはFTDX5000、FTDX9000、FTDX3000で確認できたが、最新のFTDX101やFT-710では未確認です、どなたか追試を行ってレポートを頂けたら幸いです。



コールサインのないQSLカード

2024年01月25日 | アマチュア無線

紙のQSLカードの投稿にコメントを頂いた、skyさんとのやり取りの中で「コールサインのないQSLカードの話が出たら、なんとコールサインの無いQSLカードが出てきました。
2016年の交信のカードです、力作の手作りのアンテナの写真が載っています。

データ欄の時間の交信は他の局でその局からのQSLカードは他に届いていました。
前後2局のうちどちらかと思われます。
またどちらかでお会い出来たらコールサインを描いたQSLカードを頂こう。

呼ぶのをやめてから3分後に

2024年01月22日 | アマチュア無線
約10年ぶりのクリッパートン島からのDXペディションが始まり大いに賑わっています。
私も今日から参戦しましたが24MHzのデジタルモードは容易に交信成立しましたが、14MHzのSSBはJA7QQとミスコピーされてLogに載ってしまいました。
7MHzのデジタルモードは夕方のオープンで非常に強力でした。
30分近く呼び続けて夕食の時刻となり呼ぶのを止め、無線機の前を離れました。
食事が終わりほろ酔い気分で無線機の前に座ると、あれあれ。
なんと呼ぶのを止めてから3分後にリターンがあったではないか、リターンがあっても呼ぶのを止めて離籍しているので応答のしようがありません。
さて気を取り直して明日から仕切り直しです、お客さんが減って楽に交信できるのを待ちましょう。

紙のQSLカード

2024年01月19日 | アマチュア無線
部屋の片づけをしていたら単身赴任をしている間に届いた未整理のQSLカードが入った封筒が出てきたので、これを機会にQSLカードの整理を始めた。
整理している間に目についたのがRigの記述、特に50MHz帯のカードを見るとFT-620、QS-500等が目に入ってきた、アンテナも自作のアンテナが目立つ、中にはJ型アンテナなんていう懐かしいものもあった。
AMのQSLカードも面白い、TX-88Aの改造、力作の送信機など様々です。
もちろんHFのカードにも面白いものがある、SDRやPSNの送信機、ソフトウェアで送信機を組みそれにRFアンプとフィルタを付けるなど情報が沢山ある、そこにはアマチュア無線本来の面白さがあった。
アワードに使用するデータもとても大事だが、それ以外の情報も載っているQSLカードは面白みがありました。
もちろんWebを検索すれば出てくる情報ばかりかもしれませんが、手元に残る小さな情報は大事な宝の一つかもしれません。
海外の局も通常の常駐局のQSLカードにはRigの紹介があることが多い。
電子QSLの台頭で紙QSLが衰退している中ですが、改めて紙のQSLカードを見直した2日間でした。

フェイクかと思った YI3AIA

2024年01月12日 | アマチュア無線
過去に電信やSSBでは更新したことがあるが、FT8などのデジタルモードでは初めて遭遇したイラクのYI3AIA。
すんなりと応答があったが、こちらに入ってくる信号が-25dBと極端に弱くなり、以前にも書いたJTDX特有のバグかと思ったらちゃんとRRRが帰ってきて交信が成立した。
こんな事も有るのかと思ったが、デジタルモード初のイラクですので素直に喜びます。
しかし、呼ぶ人が少なかったのは幸いでした。

ジャンク活用

2024年01月09日 | アマチュア無線


ジャンク箱を整理していたら古い無線機に付属していたハンドマイク用のマイクハンガーが出てきた。
最近始めた広帯域受信に使用しているVX-7の後ろのフックにぴったりのサイズではないか。
早速ラックに仮止めをしてみた。




取り付けてみたら、なんとまるで専用の金具のようにピタリと収まった。



今時こんなハンドマイク用のハンガーなど売っているわけが無いので何時からジャンク箱に入っていたのかは不明です。
本来はこんなマイクを取り付けるために無線機の横にビス止めされていた金具です。



思わぬところで思わぬものが役に立つものですね。

アマチュア無線の将来は・・・

2023年12月29日 | アマチュア無線
「アマチュア無線の将来は」、なんて難しいことを考えると楽しい趣味もどこか重くなってくる。
若者のアマチュア無線離れが取りざたされ、入門の敷居を下げて間口を広げているようだが、どうも方向が違っているような気がしてきた。
人間は簡単に手に入ったものは簡単に手放してしまいます、ある程度の苦労をして得たものは自分のステータスとして保持します。
中身の分からないブラックボックスを与えられ、ハイ電波を出してごらんなさい、では何事も生まれない。
そこから何をどうすれば興味を持つかは個々に違えども、人間の好奇心を刺激するものは知識欲なのかもしれない。
苦労して取得した資格、動作をある程度理解して作成したアンテナ、電波の生まれる仕組み、伝搬のメカニズム等々、それが揃って楽しみが分かってくるのではないだろうか。
20年以上前の無線雑誌はそのことを証明するように、周辺機器の自作やアンテナの作成、細かな理論など現代の無線雑誌にはもう見られない記事が沢山出ている。
50年前になると完全に送受信機の製作記事や電子デバイスの解説記事である、広告も真空管の規格と特性表まで解説している。

あまり難しいことは言わないが、若い人はもっとヤンチャで自由に屁理屈を言って、皆でよい競争をしながらアマチュア無線を楽しんでほしいと思うのであります。
アマチュア無線を始める若い人達に足りないのは、お互いに刺激を与えあう良き仲間たちなのだろう。
子供は子供同士で競い合い、大人は出しゃばらず温かく見守り導くだけでよい。

なんてことを書いていると爺ちゃんの独りよがり、時代が違うぞ、と言われるのが落ち。
さて今年も終わり年が明けます、来年もしっかり楽しみましょう。

波型碍子

2023年12月28日 | アマチュア無線
ワイヤーのアンテナを展開したくて小屋を探したら波型碍子が無い。
現在ハムショップで販売されているものは樹脂製で軽くできていて扱い安いということだ。
しかし気分的に陶器製の碍子を使ってみたくなった。
そこでFacebook内のHAM交換室で声を掛けたところ、早速九州のS氏が送ってくれた。
なんと懐かしい碍子ではありませんか、ダブレットアンテナの両サイドに使用してみよう。

以前はもっと古いタイプの波型碍子やこの形のガラス製の物を使用していたのですが実家で行方不明。
ちゃんと保存しておけばよかったと今更ながら反省をしております。
さて、3.5MHzと10MHzのアンテナを作ろう。

懐かしい人たち

2023年12月27日 | アマチュア無線
先月の話です。
盛岡市の防災訓練に参加していた際に「アマチュア無線ですか、私も以前やっていて・・・」と声を掛けて来た人物がいた。
一緒に参加していたJH7WKQ佐々木氏が対応していたが、その顔は何となく覚えが有る、話し方も懐かしい。
なんと彼はex JA7THQ兼平氏、45年ぶりの再会であった。
こちらから「おい兼平、俺だ」と言ってもこちらも当時とは容姿が変わっている、向こうもすぐには分からない。
コールサインを言ってお互いに手を取って喜ぶ。
写真の赤丸で囲んで人物が当時の兼平氏、横の黒縁メガネが私である。(昭和53年6&downコンテスト 23歳の時と思われる)
来年は彼にも再開局を勧めよう。

防災訓練ではもう一人。
私がラジオを造り始めた小学生か中学に入ったばかりの頃か私の記憶も定かではない。
盛岡市の馬場町、御厩橋のすぐそばのアマチュア無線局JA7DGV局を見学した。
その懐かしいコールサインをヘルメットに表示した方がブースを訪ねて来た。
こちらは子供の頃の事なので鮮明に記憶していた、約55年ぶりの再会であった。

次は12月に入ってからの事だ。
久しぶりに7MHzで知り合いと交信をして終わった所にこちらを呼んで来る局が有った。
何か聞いた事のあるコールサインである、それは確かに「JA7TID」と聞こえる。
これもまた高校を卒業して以来の無線での再会であった。
懐かしい彼の高校時代の顔が浮かんできた。

最近はアマチュア無線関係に限らず以前の職場の人間など懐かしい人との再会が続いている、皆さん元気だ。
さて今年もそろそろ終わる、何かと手を煩わせる事は片付けたので来年は今年よりアクティブに動けるはず。
貯まっている宿題も沢山あるが、できる所から片付けてゆこう。

昭和46年12月2日

2023年12月02日 | アマチュア無線
52年前の昭和46年12月2日はアマチュア無線局JA7QQQが免許された日です。
免許状が手元に届いて電波を出したのは2週間後の12月16日でありました。
あれから52年、仕事の関係でほとんど電波を出せない時期もありましたが続けてこられたのは沢山の仲間がいたからだと思います。
この素晴らしい趣味に感謝しつつこれからも新しいことに挑戦してゆきたいと思います。

新しく仲間入り

2023年11月07日 | アマチュア無線
新しいお仲間のテストを行っています。
スペクトラム・アナライザはADVANTEST R3465 液晶画面がきれいです。
トラッキング・ジェネレータはありませんが必要な時は今まで使用してきたADVANTEST R3361を使います。
シグナル・ジェネレータはLEADER 3216小型でリモコンもついていて使いやすい。
上限140MHzまでのものですが、HF帯と50MHzで使用するには十分です。
今まではアンリツ MG645B 上限1040MHまでのシグナル・ジェネレータを使用していましたがアナログダイアルだったので苦労して使用していました。
高い周波数に使用したい場合はこちらを使用すればよいのですが置き場所がなく困っています。
さて手軽になったところで少しレストアを頑張りますか。


アンテナ整備前半終了

2023年11月06日 | アマチュア無線
懸案だったアンテナ整備が完了しました。
以前使用していた318-40のラジエターは動作不良のため廃棄。
代わりにYamadaさんからいただいた730V-1を設置、1stQSOは7MHzの電信でA25RZD9W、昨日も21MHzでTJ9MDと交信出来たので大満足です。
屋根の塗装のための足場を組んでもらったのでTVアンテナの交換と受信用のディスコーンを設置。
タワーの途中に設置している20年以上使用したV,UHF用の2バンドGPを3バンドGPに交換、
このアンテナはグラスファイバーのカバーが風化していて中の繊維が露になっていた、内部は水が浸透したのかエレメントの一部が腐食して緑青を噴いていた。
また足場を利用して同軸ケーブルの敷設直しを行った、一部を新しい同軸ケーブルと交換してスパイラル処理を行った。

家の壁に這わせているところも綺麗に纏め直した、この部分は50MHzのアンテナを設置した際にJH7MEV局に苦労して頂いた部分、私では身長が足りず普段は手を付けられない高さにある。


実はこれで1.2GHzにQRVする事ができるようになりました。
手始めに4.3km離れた局とディスコーンを使用して交信、その後約17.5km離れた盛岡市内の局とお互いGPを使用して交信できました。
このグランドプレーンの1.2GHzは5/8λの9段構成になっておりそこそこのゲインがありますが、ケーブルに8DFBを30mほど引いているためコネクタやトリプレクサなどの損失を考えると-7dBほどになると考えられます、そうするとアンテナから出てゆくのは2W程度でしょうか。
とにかくまだ2局しか交信できておりませんので何とも言えませんが、一応これで良しとしておきます。
後半は10MHzと3.5MHzのアンテナをどうするか、少し考えましょう。
お手伝いいただいたJA7KVD、JA7MFL局には感謝申し上げます。

謎のリード板

2023年10月13日 | アマチュア無線
一昨日、7月に頂いてきたアンテナ、クリエートデザイン社製730V-1を設置したところ、接触不良と思われる症状が発生した。
パイプの接続など点検したが全く症状は変わらず、今日になりトラップコイルを分解したところ内部からバランとアンテナを繋ぐリード板が一枚出てきた。
分解した際に細かく観察せずに作業を行ったので本来どのような状態だったのか確認するため、もう片方のエレメントについているトラップケースを注意深く開けたところ、そちらにはこの板は入っていなかった。
今度はこのリード板を取り出した状態で試してみようと思っています、いつどのような状態で入り込んだものなのか、はたまた何か必要が有って取り付けられたものなのか。
リード板のねじ穴には使用された跡がありますので、コイルを接続しているビスに止まっていたものだろうか。
さて、週明けにでも皆さんにお手伝いいただいて上にあげてみたいと思います。

追記
昨夜風呂の中でゆっくり考えました。
これは何度か分解して移設しているうちに分解したバランのリード板がアルミパイプの中に入り込み、トラップコイルの中に落下、そのまま抜けなくなったのだろうと結論付けました。


FT-620

2023年09月22日 | アマチュア無線
私の1970年代の旅もJR-310、TX-310で終結、と思っていたところにJA7ダベッチ/8ことJA7WHH局よりFT-620を頂いた。
ここしばらく実家の片付け等で手を付けられなかったのだが、やっと通電のみテストすることが出来た。
受信状態は全体的に低下している、50.00MHzから50.50MHz帯までの局発の水晶が不良、他のポジションに刺しても動作せず、他の3バンドはレベルの測定は行っていないが発信している。


電源のケミコンに触れるとAFのハム音が増加する、DCで動作させるとハム音は出ない、これな迷わずケミコンの交換が必要だ。

FT-620は東京にいた頃に西落合の下宿からオンエアした懐かしいトランシーバだ。
サイドトーンも無いのに縦振れ電鍵でCWを打っていた、この経験が3:1の符号を身体に染み込ませる訓練になったのだと思う。

懐かしい面構えと内部のダイアルの構造など、メカとしての楽しみは現代の無線機では味わうことが出来ない、秋の夜長はメインテナンスで楽しもう。

押入れの中から出てきたQSLカード

2023年09月17日 | アマチュア無線
8月の中頃より実家の片づけを行っていました、最近ようやく一段落して色々と纏まった作業ができるようになりました。
そんな中で実家の2階の押し入れの天袋の中から、もう処分されて無くなったと思われていた昭和46年から、昭和51年頃までの盛岡市付近の皆さんの懐かしいQSLカード(交信証)が出てきました。
その数約300枚、沢山お世話になった大先輩や、今でもお付き合いいただいている皆さんとの初めての交信の記録です。
あれから既に約50年、当時中学生だった人も今じゃ還暦を過ぎて立派なおじさんになっている。




今はこのQSLカードも交信記録としてデジタル化が進んでいる、早くて手軽で発行の負担も少なく、アワードの処理などもデータの照合だけで終了するなど普及の度合いは目を見張るものがある。
しかし、今回出てきた紙のQSLカードはインターネットどころかパソコン、マイコンすらない時代のものです。
当然データー欄も手書き、それぞれ工夫を凝らしの個性が光ります。
眺めていたらあっという間に時間が過ぎ、そこには高校生の自分が座っていた感覚にお陥りました。


QSLカードも電子化により、便利になったのは素晴らしいのですが、便利さと引き換えに思い出は少なくなってゆきました。