ボイスメモリーの存在は知っていたが、今まで使用することは無かった。
ボイスメモリーを使った局の信号を聞くと、やたら歪んでいたり、マイクを使用した場合の音と大きな乖離のある信号ばかり目についていたので二の足を踏んでいた。
もちろんボイスメモリーを使っても違和感のない音を出している局も沢山いることは間違いない。
さて事は先日のTX5S、クリッパートン島のDXペディションが行われた際に、友人のJR7HAN花野氏が設定したボイスメモリーの音のレポートを行ったところから始まった。
それなりにきれいな音に設定されており、レベルの調整だけであまり違和感のない音に設定されていた。
そこで今更ながらと思いながらも自分の無線機で設定を行ってみた。
私のFTDX5000MPにはEV社の664を繋ぎ、トランシーバ本体のイコライザで音を補正して使っている、どちらかというとラグチュウ向きの設定である。
最初はいつもの設定でそのまま録音をしてみた、テストもいつもの設定どおりそのままの状態で送信してみると、なんともこもった音で嫌な声に仕上がっている、レベルも大きい。
MENUの中にマイクゲインとは別にボイスメモリーの出力レベル設定がある、これをデフォルトの50から35に下げてちょうど良いレベルになった。

しかし、音は相変わらずこもったような変な音声である。
ここで無線機のパネルを眺めると、MIC EQ(マイクのイコライザ)の表示が光っている、これはいつもの設定どおりだが、物は試しとEQを切ってみると、これで何とか聞ける音になった。
なるほど、FTDX5000は録音するときにEQたプロセッサの設定までそのまま録音されるのである。
送出する際にトランシーバのEQやプロセッサが入っていると、録音された音にもう一度EQやプロセッサが2重にかかってしまうことになる。
そこでEQをOFFにしてフラットな状態で再度録音を行い、もう一度テストしてみた。
今度はきれいに出てくる、レベルの調整でマイクを使用した時とほとんど違和感が無い状態になった。
録音された音と送出される際の2重のエフェクト、これが音質の変化の大きな原因だった。
早速14MHzのSSBでTX5Sを呼ぶとすぐにコールバックがあり、、今回の目的を達成しました、これからはコンテストでも使えそうです。
そこでもう一つ、JA7KVD大森氏から八重洲のトランシーバはデータ端子から入れたFT8信号にもEQやプロセッサがかかってしまうとレポートを頂いた。
早速FTDX5000MPで試してみると、確かにALCメーターの振れが大きくなる、この場合は何も入れないデフォルト状態で送信するのがよさそうだ。
これはFTDX5000、FTDX9000、FTDX3000で確認できたが、最新のFTDX101やFT-710では未確認です、どなたか追試を行ってレポートを頂けたら幸いです。
ボイスメモリーを使った局の信号を聞くと、やたら歪んでいたり、マイクを使用した場合の音と大きな乖離のある信号ばかり目についていたので二の足を踏んでいた。
もちろんボイスメモリーを使っても違和感のない音を出している局も沢山いることは間違いない。
さて事は先日のTX5S、クリッパートン島のDXペディションが行われた際に、友人のJR7HAN花野氏が設定したボイスメモリーの音のレポートを行ったところから始まった。
それなりにきれいな音に設定されており、レベルの調整だけであまり違和感のない音に設定されていた。
そこで今更ながらと思いながらも自分の無線機で設定を行ってみた。
私のFTDX5000MPにはEV社の664を繋ぎ、トランシーバ本体のイコライザで音を補正して使っている、どちらかというとラグチュウ向きの設定である。
最初はいつもの設定でそのまま録音をしてみた、テストもいつもの設定どおりそのままの状態で送信してみると、なんともこもった音で嫌な声に仕上がっている、レベルも大きい。
MENUの中にマイクゲインとは別にボイスメモリーの出力レベル設定がある、これをデフォルトの50から35に下げてちょうど良いレベルになった。

しかし、音は相変わらずこもったような変な音声である。
ここで無線機のパネルを眺めると、MIC EQ(マイクのイコライザ)の表示が光っている、これはいつもの設定どおりだが、物は試しとEQを切ってみると、これで何とか聞ける音になった。
なるほど、FTDX5000は録音するときにEQたプロセッサの設定までそのまま録音されるのである。
送出する際にトランシーバのEQやプロセッサが入っていると、録音された音にもう一度EQやプロセッサが2重にかかってしまうことになる。
そこでEQをOFFにしてフラットな状態で再度録音を行い、もう一度テストしてみた。
今度はきれいに出てくる、レベルの調整でマイクを使用した時とほとんど違和感が無い状態になった。
録音された音と送出される際の2重のエフェクト、これが音質の変化の大きな原因だった。
早速14MHzのSSBでTX5Sを呼ぶとすぐにコールバックがあり、、今回の目的を達成しました、これからはコンテストでも使えそうです。
そこでもう一つ、JA7KVD大森氏から八重洲のトランシーバはデータ端子から入れたFT8信号にもEQやプロセッサがかかってしまうとレポートを頂いた。
早速FTDX5000MPで試してみると、確かにALCメーターの振れが大きくなる、この場合は何も入れないデフォルト状態で送信するのがよさそうだ。
これはFTDX5000、FTDX9000、FTDX3000で確認できたが、最新のFTDX101やFT-710では未確認です、どなたか追試を行ってレポートを頂けたら幸いです。