これも憧れた無線機、50MHzと言う憧れのバンドのトランシーバでした。
自作の無線機や大きなTR-1000などに比べて小型でスマートなこのトランシーバが発売されたのは1969年でした。
受信も送信も一つのダイアルで済ませると言う当時では画期的なトランシーバです。
でも送受同一のトランシーブでは有りません、送信のVFOと受信の局発を一緒のバリコンで動かし受信のAFCを使って一致させると言う何となくアナログPLLの発想に近い構造です。
暫くエージングした後に正規の電圧で送信の試験です。
出力は約0.8W程度です、これは調整で何とかなりそうです。
FT-817でモニタするとFMでは綺麗な変調が掛かり問題はなさそうです、AMは変調が浅く歪んでいます。
FT-817で送信してみると受信音がやや低めです、歪は感じられないのでリレーの接触不良等が疑われます。
とりあえずリキャップと調整をしてみます、最近AMが流行り始めたんでこれでAMの交信が出来たら楽しいだろうと思います。
傷も少なく綺麗なケースだったのですが同軸コネクタをぶつけたらあっさりと塗装が剥げてしまいました(汗