楽しみにしていたコンテストでの聴き比べを行いました。
聴き比べと言っても以前に使っていたIC-7400との聴き比べです、IC-7400は10年前の普及機ですDSPのIFフィルタが売り物の小型機です。
さすがコンテスト、普段の様子とは全く違った様相を見せています、S9+の信号がずらりと並んでします、まずは両方ともIFフィルタを500Hzにセットしてみました、まず気がつくのは5000と7400の音質の違いです同じヘッドフォンを繋いでの聴き比べです、歯切れの良さは5000の方が高く7400の方が少し柔らかめに聞こえますこの辺は好みの問題、さて興味の行く先は強い局に隠れた弱い信号がどう聞こえるかです、9+30dB振っている強い局から2KHzと離れていないところにいる局を発見、まずは5000では当然のごとくクリックを感じるだけで難なく交信できます、7400ではどうかというとこちらも難なく了解できます強力な局から受ける影響は若干大きいのですが問題なく了解できます、差はわずかです。
では呼ばれる側になったらどうでしょうか、1エリアの某クラブ局がランニングしているところを聴いてみました、始まって間もないのでお客さんも多いようで多少のパイル状態です、これははっきりと5000の勝ち、呼んでいる一局々を同時に耳フィルタで分離して聴きとる事が出来ます、信号が混じり合って7400では強い局しかコピーしにくい状態になります。
次はQRMがある状態でフィルタを250kHzに絞ってみました、S9程度の局を聴いてみたところ5000はスパッと切れた状態で近接局のクリックとビートが聞こえています、上下からのQRMを受けていますのでそこからフィルタを絞っていくと当然ながらビートは小さくなりますがクリックは消えません。
同じ信号を7400で250Hzに設定して聴くとここで差が出てきました、QRMのビート状態が強いのです、これは5000の300Hzのルーフィングフィルタが効いています、クリックは同じように感じます、そこでフィルタを絞ってゆくと大きな差が出てきました、5000はフィルタを狭くしてもご本尊の信号にはほとんど影響がありませんが7400は聴きにくくなり了解度も低下して行きます、DSPの性能差でしょうか、フィルタの違いでしょうか。
試しにこの状態で5000のルーフィングフィルタを切り替えてみました、300Hzから600Hzに切り替えるとビートが若干強くなります、250KHzまで絞っている関係でしょうか3KHzはもう変化を感じません、500Hzに戻してルーフィングフィルタを600Hzから3KHzに切り替えるとどうでしょう、これも強い信号を聴いている分においては変化を感じませんでした、気分的にノイズが増えたかなという程度。
今度はSSBに移って聴き比べ、こちらはサイドを広げて叫んでいる局だらけです、これは5000が聴きやすい、7400の受信音に比べてメリハリのあるしっかりした音で弱い信号もよく拾ってくれる、CWの時よりノイズレベルの違いも顕著です同じS9程度の局を聴いてもグランドノイズは7400がS7の時5000は3から4程度です、これほど差が出るとは思いもよりませんでした、もちろんフロントエンドのレベル配分が同一ではないので一概に比べられませんが全体のノイズレベルは5000の方が低のです、聴いた感じでは5000のAMP1とIPO1ち間に7400のノーマル状態があるようです。
ではCWで気になったIFフィルタをSSBで絞っていった状態ではどうか、5000は気持ちよくフィルタを絞って行くことができます1.5KHzまで絞っても了解度が落ちることはありません、これは今までにない驚きです、7400は1.8KHzまで絞るともう高域ばかりの痩せた音になり了解度が落ちてしまいます、2.1KHz程度でPBTで補正して使うのが実用的な限界かと思われます。
この操作、5000はランニングしながらでもフィルタを何のストレスもなく自由に可変できます、おかげでCQを出して交信中でも上下のQRMからの回避ができます、7400はフィルタスイッチを押してBWスイッチをおしてメインダイアルで可変するか、3種類の幅を設定しておいて切り替えるかしか出来ません、この差はコンテストでは大きな差となります。
この比較は無線機のランクも違いますし年代も違うので比べるべきものではないと思いますが今までの環境とどの程度変わったのかを確認するものとして行いました。
IC-7400の名誉のために付け加えますと、SSBの音比べを聴くときは7400の方が違いが分かりやすいのです、フィルタは3Kzまでしか広げられませんが低域の出過ぎた局やドンシャリの音確認するのはIC-7400の方が優れています、全体的に歯切れの良いFTDX-5000では低域出過ぎやドンシャリがあまり気になりません、音域の広い局も狭い局も同じように聞こえます、モニタ用としてはIC-7400が良いかもしれません、7400は思ったより良い無線にかもしれません。
以上はヘッドフォンで聴いて試した結果です、普段の使用で弱いDXを聴いたり、ノイズの多い状態の中から信号を拾い出すのは付加装置の充実した5000が良いのは言うまでもありません、ノーマル状態でもノイズに溶け込まずにノイズの前に信号が浮き出て聞こえてきます、本当に比べるならIC-7400では無くIC-7700やTS-990と比べなければならないのでしょう。
短い時間の聴き比べでFTDX-5000MPの設定もデフォルトの状態に近い状態なのでもっと使いこまないと正確なレポートはできないと思いますし、アンテナも7MHzで短縮DPとビームを使った状態とでは全く違ってくると思いますが、私のようなノイズの多い環境でDXを追い求めるのには良い無線機だと感じました。
聴き比べと言っても以前に使っていたIC-7400との聴き比べです、IC-7400は10年前の普及機ですDSPのIFフィルタが売り物の小型機です。
さすがコンテスト、普段の様子とは全く違った様相を見せています、S9+の信号がずらりと並んでします、まずは両方ともIFフィルタを500Hzにセットしてみました、まず気がつくのは5000と7400の音質の違いです同じヘッドフォンを繋いでの聴き比べです、歯切れの良さは5000の方が高く7400の方が少し柔らかめに聞こえますこの辺は好みの問題、さて興味の行く先は強い局に隠れた弱い信号がどう聞こえるかです、9+30dB振っている強い局から2KHzと離れていないところにいる局を発見、まずは5000では当然のごとくクリックを感じるだけで難なく交信できます、7400ではどうかというとこちらも難なく了解できます強力な局から受ける影響は若干大きいのですが問題なく了解できます、差はわずかです。
では呼ばれる側になったらどうでしょうか、1エリアの某クラブ局がランニングしているところを聴いてみました、始まって間もないのでお客さんも多いようで多少のパイル状態です、これははっきりと5000の勝ち、呼んでいる一局々を同時に耳フィルタで分離して聴きとる事が出来ます、信号が混じり合って7400では強い局しかコピーしにくい状態になります。
次はQRMがある状態でフィルタを250kHzに絞ってみました、S9程度の局を聴いてみたところ5000はスパッと切れた状態で近接局のクリックとビートが聞こえています、上下からのQRMを受けていますのでそこからフィルタを絞っていくと当然ながらビートは小さくなりますがクリックは消えません。
同じ信号を7400で250Hzに設定して聴くとここで差が出てきました、QRMのビート状態が強いのです、これは5000の300Hzのルーフィングフィルタが効いています、クリックは同じように感じます、そこでフィルタを絞ってゆくと大きな差が出てきました、5000はフィルタを狭くしてもご本尊の信号にはほとんど影響がありませんが7400は聴きにくくなり了解度も低下して行きます、DSPの性能差でしょうか、フィルタの違いでしょうか。
試しにこの状態で5000のルーフィングフィルタを切り替えてみました、300Hzから600Hzに切り替えるとビートが若干強くなります、250KHzまで絞っている関係でしょうか3KHzはもう変化を感じません、500Hzに戻してルーフィングフィルタを600Hzから3KHzに切り替えるとどうでしょう、これも強い信号を聴いている分においては変化を感じませんでした、気分的にノイズが増えたかなという程度。
今度はSSBに移って聴き比べ、こちらはサイドを広げて叫んでいる局だらけです、これは5000が聴きやすい、7400の受信音に比べてメリハリのあるしっかりした音で弱い信号もよく拾ってくれる、CWの時よりノイズレベルの違いも顕著です同じS9程度の局を聴いてもグランドノイズは7400がS7の時5000は3から4程度です、これほど差が出るとは思いもよりませんでした、もちろんフロントエンドのレベル配分が同一ではないので一概に比べられませんが全体のノイズレベルは5000の方が低のです、聴いた感じでは5000のAMP1とIPO1ち間に7400のノーマル状態があるようです。
ではCWで気になったIFフィルタをSSBで絞っていった状態ではどうか、5000は気持ちよくフィルタを絞って行くことができます1.5KHzまで絞っても了解度が落ちることはありません、これは今までにない驚きです、7400は1.8KHzまで絞るともう高域ばかりの痩せた音になり了解度が落ちてしまいます、2.1KHz程度でPBTで補正して使うのが実用的な限界かと思われます。
この操作、5000はランニングしながらでもフィルタを何のストレスもなく自由に可変できます、おかげでCQを出して交信中でも上下のQRMからの回避ができます、7400はフィルタスイッチを押してBWスイッチをおしてメインダイアルで可変するか、3種類の幅を設定しておいて切り替えるかしか出来ません、この差はコンテストでは大きな差となります。
この比較は無線機のランクも違いますし年代も違うので比べるべきものではないと思いますが今までの環境とどの程度変わったのかを確認するものとして行いました。
IC-7400の名誉のために付け加えますと、SSBの音比べを聴くときは7400の方が違いが分かりやすいのです、フィルタは3Kzまでしか広げられませんが低域の出過ぎた局やドンシャリの音確認するのはIC-7400の方が優れています、全体的に歯切れの良いFTDX-5000では低域出過ぎやドンシャリがあまり気になりません、音域の広い局も狭い局も同じように聞こえます、モニタ用としてはIC-7400が良いかもしれません、7400は思ったより良い無線にかもしれません。
以上はヘッドフォンで聴いて試した結果です、普段の使用で弱いDXを聴いたり、ノイズの多い状態の中から信号を拾い出すのは付加装置の充実した5000が良いのは言うまでもありません、ノーマル状態でもノイズに溶け込まずにノイズの前に信号が浮き出て聞こえてきます、本当に比べるならIC-7400では無くIC-7700やTS-990と比べなければならないのでしょう。
短い時間の聴き比べでFTDX-5000MPの設定もデフォルトの状態に近い状態なのでもっと使いこまないと正確なレポートはできないと思いますし、アンテナも7MHzで短縮DPとビームを使った状態とでは全く違ってくると思いますが、私のようなノイズの多い環境でDXを追い求めるのには良い無線機だと感じました。