大正13年3月の「写真時報」です。
中の記事で目に付いたのは、「井戸を使った無線電信」とその機械で「パーマをかける」。
高周波でパーマネントはビックリものです。
「水中通信」も「世界でもっとも完備された無線電信」と表現されています、これは長波を使ったものでしょうか。
世界中が無線の開発に取り組んでいた時代の熱さを感じますね。
それと「無電全盛のアメリカ」と言う記事。
有名喜劇役者が音楽を楽しんだり、豪華客船の客と電信でチェスを楽しんだりしている様子が紹介されています。
一番下の写真が右手でkeyを打ち、左手で駒を動かしている姿、日本でも将棋が出来ると紹介されています。
音楽を聴くと言う事は当然AM放送ですね。
しかし、まだ「ラジオ」と言う言葉は登場していません。
アマチュア無線と言うものがこの世に発生し始めた(制度が出来る前なのであえて発生と表現します)時代の出来事です。
当時、無線が最先端の技術だった事が伝わってくる記事でした。