笑顔の“いずみ”を湧かせるために

千葉市若葉区都賀にあります「いずみ整骨院」のブログです。

雪道

2008-02-04 23:51:26 | 管理人の一言
昨日の大雪で(都会では)本日の来院数は、午前中少なくがらがらでした。患者さんがすべらないように、朝から雪かきをして患者さんを迎えました。そんな時にふと目にした記事です。

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 雪道を歩くコツは何か。歩幅を小さくして、上体を左右に揺さぶらないこと。そして、手をポケットに入れないで、振りながら歩くこと――“難事に取り組むコツも同じだ”と、ある哲学者は語った。大事なのは、焦らずとも挫けず歩き続けることだ

 本年は画家・東山魁夷氏の生誕100周年。代表作「道」が有名だが、氏の歩んだ道は平坦ではなかった。父の借財、戦争の苦しみ、両親、兄弟との死別……

 ある時は、西洋の巨匠の作品を見て圧倒され、自分の素質を疑い、絶望感にさいなまれた。友人が次々と画壇の人気作家になっていくことへの焦りも。そんな遍歴をたどった氏が描いた「道」とは、どんな道だったのか

 それは、遠くにある丘の上の明るい空に向かって、ゆるやかに上り、右上がりに画面外へと続いていく道。氏は「私の心の中に、このひとすじの道を歩こうという意志的なものが育ってきて、この作品になったのではないだろうか」と(『泉に聴く』講談社文芸文庫)。“道は必ずどこかに通じる、否、通じるまで歩こう”。そんな強さが伝わってくるようだ。