今年は桜前線の北上が早く、
すでに前橋や水戸で桜が開花し、
東京や静岡では満開となりました。
東京や静岡は開花から5日間で満開を迎え、
あっという間に満開になってしまったという感じですね。
東京は結局、平年より9日早く、
昨年より2日早い満開です。
昨年は開花は早かったのですが、
満開までの日数がかかりましたから、
お花見シーズンは今年の方が
早かったということになります。
お花見客で賑わっているところもあると思いますが、
今日は天気の急変にご注意下さい。
あちこちで、にわか雨が降っています。
桜はいつまで見られるのか?
満開になってもしばらくは花が散ったり、
葉桜になることはありません。
今週末(29日、30日)は最高だと思います。
にわか雨の可能性も東京では低いので、
絶好のお花見日和ではないでしょうか。
さて、近年、桜前線に不思議な現象が見られています。
九州では南から咲くのではなく、
宮崎や鹿児島で開花が遅れ、桜前線は南下しています。
じつは、冬の寒さが十分ないと、
桜の目覚め(休眠打破)が遅れ、
暖かくても開花が遅れるのです。
また、冬に暖かさが続くと咲き方がまばらとなり、
満開にならないことも起きます。
例えて言うと、寝ぼけているといった感じでしょうか。
今後、温暖化がすすむと、桜前線は南下し、
満開にならないことが普通になっていくのかもしれません。