18日午後6時45分頃に、ノースウェスト航空機
が
「
乱気流」に遭遇するというニュースがありました。
けが人は4人でしたが軽症とのこと。大事に至らず良かったです。
サイパンを出発したノースウェスト航空機は成田空港に向って降下中で、
乱気流にあった場所は、成田空港の南90km、館山市の東30km付近と見られます。
降下中ですので、高度は5000m付近であったようです。
このときの気象条件ですが、
関東地方は、寒気の吹き出しによって、
群馬県や埼玉県では、北西の風が吹いていましたが、
名古屋方面から回ってくる風が、伊豆半島から房総方面に向って
西よりの風となって吹いていました。
北西と西寄りの風がぶつかっていて、
房総付近では、収束雲と呼ばれる雲ができたのです。
風がぶつかる房総沖付近では、
激しい上昇気流が起こり、空気が乱れていたのではないでしょうか。
同じ影響で、東京では午後に雨がぱらつきました。
飛行機になると、大きく揺れるときがありますよね。
一例としては、夏の積乱雲の中に入ると、激しい揺れます。
積乱雲のなかは、上下方向に気流が激しく動いているためです。
僕もシートベルトを締めるのが面倒だなあ、窮屈だなあと
思うことがありますが、でもこういう事故を聞くと、
ちゃんとベルトを閉めておこうと思いますよね。
東京で雨が降ったのはそういう理由でしたか。