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穏やかなお正月が終わり、昨日からいよいよ仕事始め。
休みボケで、なかなか仕事に力が入らない方もいるかもしれませんね。
でも、あす(6日)からは、またまた3連休ですよ。うらやましい。

さて、成人式は祝日法の改正(通称、ハッピマンデー法)によって、
2000年から第2月曜日になったため、成人式はいつも3連休となっています。
晴れ着姿でという方もいらっしゃると思いますが、
今年の3連休は荒れた天気になりそうですので、注意が必要です。


きょうは移動性高気圧に覆われてていて、
冬とは思えないくらい、穏やかさでした。
でも、穏やかな晴天はきょう(5日)までです。

以下に、きょうの天気図から、明日(6日)、明後日(7日)の
予想図を掲載します。goo天気









明日(6日)から低気圧が日本列島を通過し、
さらに、北日本で低気圧がぐるぐる巻きになりますよね。
そう、(正式には)「急速に発達する低気圧」です。

6日9時に東海を沖を通過するときには、
中心気圧は1010hPaですが、7日9時には980hPaとなる予想です。

1日で30hPaも気圧が下がるのですから、いわゆる「爆弾低気圧」ですね。

ところで、昨年末にご意見を頂戴していたので、
この機会に私の考えをお答えしたいと思います。


「爆弾低気圧」という言葉は、気象庁は不適切として、
この表現を使っておりません。
爆弾低気圧という言葉を私があえて使う理由は2つ。
①防災上、「爆弾低気圧」という表現で、
 皆さんに、警戒していただきたいこと。

②気象の辞典などで、定義がされていて、
 中緯度では24時間に24hPa以上、気圧が下がること。

とくに、①が最も重要で、適切な表現かどうかという以上に、
警戒し、災害を未然に防ぐ、
あるいは被害を最小限にすることが私たちの使命だからです。
なお、気象庁は報道機関に対して強要しているわけでもありません。
ですので、「爆弾低気圧」という表現を使うことをご理解下さい。


さて、明日から明後日にかけて、日本付近で
急激に低気圧が発達する「爆弾低気圧」となると予想されていますが、
年末のときのようなあらしの再来となる恐れがあります。

6日は広範囲で雨。
とくに関東や東北太平洋側で100ミリ以上の大雨の恐れがあります。

7日~8日は冬型の気圧配置が強まる予想です。
日本海側の各地はふぶきになり、大雪の恐れがあります。
年末のあらしと似たようなイメージですが、
関東の雨量は前回(12月26日 東京の日雨量154.5ミリ)
ほど多くないと思います。
ただ、最大瞬間風速で30~40m/sに達するところがありそうです。

7日以降は雪崩の危険も高くなります。
雪国では数日間晴天が続き、雪の表面が凍りついているところへ、
大量の雪が積もると、その層は不安定で崩れやすくなります(弱層と呼びます)。

7日、8日は日本海側で雪で、
太平洋側では基本的に冬晴れ。冬の天気分布となりますが、
雪雲が峠を越えやすい名古屋や仙台も雪が降る可能性があります。
鹿児島、熊本、福岡、広島、愛媛、京都北部なども
7日は積雪に注意してください。

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