夭折した三浦春馬さんが最後に出演した作品です。合掌。
黒船襲来、250年の鎖国時代が終わった動乱の時代。
幕末から明治初期の激動期を駆け抜けた実業家・五代友厚(1836-85)の人生を描いた作品。
主要な舞台は長崎、薩摩(鹿児島)。
長崎の海軍伝習所で将来を嘱望された若者、薩摩藩の五代才助(後の五代友厚[三浦春馬])は、藩主島津斉彬(榎木孝明)や島津久光(徳重聡)、彼らに取り立てられた大久保利通(迫田隆也)や西郷隆盛(宅間孝行)、そして伝習所を仕切る勝海舟(丸山智己)から認められる才覚の持ち主でした。
さらに土佐出身の志士・坂本龍馬(三浦翔平)、岩崎弥太郎(西川貴教)、長州藩の伊藤博文(森永悠希)と友情を深めます。
遊女はる(森川葵)との出会い。文字を学び、広い世界を見たいというはるに、いつか自分がその願いを叶えさせると誓う才助。
時代の波は才助たちを翻弄します。
一年の長崎留学を経て薩摩に帰った彼は、開国主義者であるということで命を狙われます。
才助は上海に渡り、蒸気船を購入。薩摩藩の軍備増強をはかります。
その矢先、薩摩藩士がイギリス人を殺傷した「生麦事件」が起こります。
この事件はやがて薩英戦争に結果します。圧倒的なイギリスの軍備にたちうちできない薩摩藩。捕虜となった才助を救ったのは、イギリス人に見受けを決めたはるでした。
才助はイギリス商人グラバーの支援を受けて英国留学に向かいますが・・・