シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

P・デヴィッド・エバソール/トッド・ヒューズ監督「ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン」(アメリカ・フランス、2019年、101分)

2024-04-26 22:56:07 | アメリカ・2000年~
ピエール・カルダン(1922―2020)の波乱万丈な人生に迫ったドキュメンタリー。

わたしは彼のことを服装デザイナーとだけ知っていましたが、この作品を観ると大実業家であり、さまざまな分野でデザインの可能性を切り開いた芸術家、ということがわかりました。

ピエール・カルダンの仕事のエッセンスが要領よくまとめられています。

モードを民主化した天才ファッションデザイナー、ピエール・カルダン。業界で初めて大衆向けプレタポルテに本格的に参入し、未来的なコスモコール・ルックで若者たちを熱狂させました。先鋭的すぎるためにファッション界から敬遠された苦悩と反撃、ビートルズの衣装を担当、女優ジャンヌ・モローとの運命的な恋、劇場運営や高級レストラン「マキシム・ド・パリ」の買収など、その人生は波乱含みです。

この作品が製作された当時、ピエール・カルダンは97歳。人生の記憶を、カルダン自らが語っています。

さらにジャン=ポール・ゴルチエ、シャロン・ストーン、森英恵ら豪華ゲストたちの証言や秘蔵映像を通し、カルダンの輝かしい業績とチャーミングな素顔が印象的でした。
コメント
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