ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンによる同名映画の翻案。
吉永小百合演じる主婦、北原幸枝はガンが見つかり入院、天海祐希演じる女社長の剛田マコはガンが転移し入院、それまで全くアカの他人であり同じ余命宣告を受けたふたりが同じ病室で過ごすなか、最後の余生でしたいことをメモに書き出し、それを実現していきます。ハリウッド版と重なるのはこの病室の出会いと、したいことのメモをたよりにそれらを実行していくところだけ。
主演の二人について補足すると、北原幸枝には夫、孝道(前川清)と子ども二人(娘、美春[満島ひかり]と息子、一慶[駒木根隆介])がいます。剛田マコはやり手でヘビースもカーのホテルチェーン女社長で若い副社長の夫がいます。
幸枝は同じ病院で12歳の神崎真梨恵が落としたポーチのなかに入っていたノートを開くと、「死ぬまでにしたいこと」のリストが書かれていました。ふたりはスカイダイビング、エジプト旅行を実行し、横浜での「ももいろクローバーZ」のコンサートに行きます。真梨恵のリストの最後には「宇宙旅行をする」とありましたが、これは出来ないね、と笑います。
この後、幸枝にはささやかな幸福が、マコは離婚。
ラスト、どんでん返しが。そして、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のロケット打ち上げ成功があり、幸枝、マコが宇宙遊泳しています。