原作は瀬尾まいこ、による同名小説(本屋大賞受賞[2019年])です。
高校3年の森宮優子(永野芽郁)は、優しい義理の父の森宮壮介(田中圭)と2人暮し。彼女は父を「森宮さん」と呼んでいます。何となく違和感!(あとで氷解します)
優子はクラスで浮いた存在。それほどうまくないのに、卒業式の合唱のピアノ奏者を押し付けられる始末。
シーンが代わって、「みぃたん(小学生の女の子)」( 稲垣来泉)の家に、梨花(石原さとみ)という新しい母親がやって来ました。梨花は浪費家でお調子者。たちまち「みぃたん」を溺愛します。
「みぃたん」の実父の水戸秀平(大森南朋)が、突然ブラジルに移住しすると言い出します。梨花はこれを拒否し、結果、離婚。「みぃたん」と離れたくない梨花は、言葉巧みに「みぃたん」を説得します。
「みぃたん」が友達の影響でピアノを習いたいと言いだします。梨花は「結婚案内」にたより、大金持ちの泉ヶ原という老人(市村正親)をゲット。彼の屋敷にはグランドピアノがあったからです。泉ヶ原に大切にされる「みぃたん」。
ところが梨花は「息苦しい」と、老人のもとを飛び出し、新しい結婚相手を見つけ再婚。この時の梨花の再婚相手が森宮壮介でした。連れ子として森宮姓になった「みぃたん」こそ、優子の幼い頃の姿でした。
義母の梨花はその後に森宮家を飛び出し、行方不明。
同学年のピアノがすこぶる上手な早瀬賢人(岡田健史)と義父の壮介に励まされ、優子は卒業式のピアノ演奏を成功させます。
数年後、音大を中退した早瀬賢人と再会した優子は、彼と婚約。そんな彼女のもとに、行方不明の義母の梨花から便りが届きます。手紙には何と・・・。