シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

前田哲監督「そして、バトンは渡された」(2021年、136分)

2024-04-04 11:10:15 | 日本・2020年~
原作は瀬尾まいこ、による同名小説(本屋大賞受賞[2019年])です。

高校3年の森宮優子(永野芽郁)は、優しい義理の父の森宮壮介(田中圭)と2人暮し。彼女は父を「森宮さん」と呼んでいます。何となく違和感!(あとで氷解します)

優子はクラスで浮いた存在。それほどうまくないのに、卒業式の合唱のピアノ奏者を押し付けられる始末。

シーンが代わって、「みぃたん(小学生の女の子)」( 稲垣来泉)の家に、梨花(石原さとみ)という新しい母親がやって来ました。梨花は浪費家でお調子者。たちまち「みぃたん」を溺愛します。

「みぃたん」の実父の水戸秀平(大森南朋)が、突然ブラジルに移住しすると言い出します。梨花はこれを拒否し、結果、離婚。「みぃたん」と離れたくない梨花は、言葉巧みに「みぃたん」を説得します。

「みぃたん」が友達の影響でピアノを習いたいと言いだします。梨花は「結婚案内」にたより、大金持ちの泉ヶ原という老人(市村正親)をゲット。彼の屋敷にはグランドピアノがあったからです。泉ヶ原に大切にされる「みぃたん」。

ところが梨花は「息苦しい」と、老人のもとを飛び出し、新しい結婚相手を見つけ再婚。この時の梨花の再婚相手が森宮壮介でした。連れ子として森宮姓になった「みぃたん」こそ、優子の幼い頃の姿でした。

義母の梨花はその後に森宮家を飛び出し、行方不明。

同学年のピアノがすこぶる上手な早瀬賢人(岡田健史)と義父の壮介に励まされ、優子は卒業式のピアノ演奏を成功させます。

数年後、音大を中退した早瀬賢人と再会した優子は、彼と婚約。そんな彼女のもとに、行方不明の義母の梨花から便りが届きます。手紙には何と・・・。
コメント
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