原作はノンフィクション作家、ビル・ブライソンによる紀行本『ビル・ブライソンの究極のアウトドア体験:北米アパラチア自然歩道を行く』。ただし、主人公の年齢が原作の40代から70代に改変されている他、異なる部分があります。
舞台はニュー・ハンプシャー、ハノーヴァー、そしてアパラチアン・トレイル(アメリカ東部のジョージア州からメイン州にむか14州に至る長距離歩道、約3500キロ)。
イギリスから10年ぶりに帰米した人気紀行作家、ビル・ブライソン(ロバート・レッドフォード)。老齢になったことでセミリタイア状態のビルは、妻キャサリン(エマ・トンプソン)とともに平穏な日々を送っていました。しかし、何かしらもの足りない日々で、密かにアメリカを代表する長距離自然歩道「アパラチアン・トレイル」の踏破に挑戦する気持ちをもっていました。
そんなビルの気持ちをそぐように反対していたキャサリンでしたが、彼の熱意に押され、同行者を一人付けるならば挑戦してもいいと譲歩します。
早速、ビルは一過酷なロング・トレイルの同行者をもとめますが、誰一人相手にしません。
そんな彼に電話してきたのは、40年前に仲違いで別れ、以来音信不通だった旧友スティーヴン・カッツ(ニック・ノルティ)でした。
珍道中にも似た二人の老人の冒険が始まりますが、ビルは期待と不安を隠しきれず・・・。二人の踏破は果たして?