主要舞台はNY。
原題の「オーガスト・ラッシュ」は、たまり場の親分ウィザード(ロビン・ウィリアムズ)が主人公の孤児エヴァンにつけた名前です。
生まれた時からNYの郊外にある孤児院で育ち、両親の顔を知らない男の子エヴァン(フレディ・ハイモア)は、ルイス(ジョナサン・リース=マイヤーズ)とライラ(ケリー・ラッセル)の子です。
ルイスはロックミュージシャン、ライラはチェリスト。二人は出会ったその日に恋に落ち、結ばれますが、ライラの父親が強引に二人を引き裂き、以来、互いに別れ別れになってしまいました。
しかし、ライラはルイスの子どもを宿していましたエヴァンです。レストランで父親と口論になり店を飛び出した彼女は自動車事故に合い、瀕死の状態で病院へ運ばれます。目覚めたライラに父親は、子どもは死産だったと告知します。
離ればなれになったルイスとライラは、エヴァンの存在を知りません。
孤児院で暮らしていたエヴァンは、ある日不思議な音に導かれ、そこを抜け出します。孤児院の外の世界には様々な音があふれ、彼の耳にはすべてがメロディに聞こえます。
離ればなれのエヴァン、ルイス、ライラの三人は、偶然が重なって引きつけられるかのように、・・・。