スマイリーな毎日

笑う門には福来たる

「牧島流 鯵茶漬け」

2009-06-17 | グルメ

テレビで評判になった「牧島流鯵茶漬け」

さっそく食べてみた。

Makishima_ajitya

鯵っていったら生臭そうな先入観があるけど、全然そんなことなし。見た目以上に美味しいわ。お酒飲んだ時の〆にもってこい。

読書。島田紳助 / 「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」

Gohannwooomori

テレビで見ない日はないんちゃうか、っていうくらい引っ張りだこの名司会者、島田紳助が熱く語る、紳助流経営哲学。やっぱり、話がうまい。頭にすーっと入ってくる、というか心にすーっと入ってくるといった方がいいか。しかも、紳助自身が実際にいくつものサイドビジネスを成功させているだけあってなかなか説得力もあり、かつ勉強になる。

例えば、顧客満足度<従業員満足度。
顧客満足度を上げるのはビジネスの常識。お客さんに満足してもらえないと、商売は長続きしない。でも単純にサービスを良くするというやり方だけでは、顧客満足度という意味で、他の店と差別化するのは難しい。どこのお店もそれぐらいの努力は当たり前のようにしているからだ。
というわけで、顧客満足度を高めるために従業員満足度を上げるという考え方が出てきている。
サービスのためにマニュアルが大切とはよく言うが、「心を込めたサービス」というのは、マニュアルに沿って笑顔を見せることではない。お店の人の温かい気持ちに触れたときに初めてお客さんはいいサービスだったなと思う。
そういうお客さんを感動させるような温かい気持ちで従業員がサービスをできるかどうかは、仕事にやり甲斐を感じる職場環境になっているかどうかによるところが大きい。

もうひとつ面白かったのは、お客さんの満足感とお店の値段の話。
とびきり美味しいフランス料理のフルコースを食べて1万円なら安いと思うし、不味い牛丼が一杯1000円だったら高すぎると思う。客というものは、いつも無意識のうちに自分の感じた満足感と値段が見合ってるかを判断している。値段に比べて満足感が大きかったら、このお店はお客さんのために努力してるんやなぁと感動する。
ようするに、学生向けの定食屋で、腹を減らせた学生の顔を見て、ご飯大盛りにしたげよ言うオバチャンのお店は食べた後の満足感が大きいのと同じ。みんなオバチャンの気持ちが嬉しいのだ。

やはり商売の基本は、お客さんに喜んでもらうこと。そして、お客さんが喜んでくれることで自分も嬉しいと感じること。そういう、言ってしまえば当たり前のことを当たり前にできるかっていうところがミソなんだろね。
商売っていうと、売上を上げるためにこうしたらいいとか、いろいろなテクニック的な事がよく言われるけど、お金を払うのはお客さんやし、サービスをするのは従業員やし、結局のところ人と人とのコミュニケーションの上に成り立っているんだから、根本的な部分で、人を喜ばせたいというホスピタリティの精神を忘れないようにしないといけないな。

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