「萩反射炉」見学の後、そこからほど近い場所にある「恵美須ヶ鼻造船所跡」へ。
こちらも世界遺産である「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつになっています。
標識通りに来たけど、ほんとにここ?ってところにありました。
人通りのない海沿いの道、幟や看板が並んでいるのでわかりました。
たしかにここはわかりにくい。
世界遺産に興味がない人は来ることがなさそう。
人っ子ひとりいませんでした。
江戸末期、幕府は各藩の軍備・解剖力の強化を目的に大船建造を解禁。
のちに、萩藩に対しても、大船の建造を要請。
萩藩はここ恵美須ヶ鼻に軍艦製造所を建設することに。
1856年に萩藩最初のロシア式様式軍艦「丙辰丸」が、1860年には2隻目のオランダ式様式軍艦「庚申丸」が進水します。
2つの異なる造船術が1つの造船所で確認できる唯一の造船所として貴重な遺跡になっています。
石積みの防波堤が見えます。
防波堤に上ることもできました。
ここは、当時の規模のままの石造堤防とのこと。
こちらは、船の組み立てを行う施設や作業場があった場所とのこと。
パッと見、ただの草地ですが、ロープが張られ、印もつけられ、発掘中ぽい感じでした。