この日は早起きしたので、吉備路自転車道へ。5時半過ぎには家を出る。
429号線を北上して総社に向かう。以前はこの坂をヒーヒー言いながら上がっていたが、今回はヒーくらいで上れた。だいぶ体力が付いてきたのかな。痩せて体重が軽くなったせいもあるのかな。
吉備路自転車道に入って、東へ針路をとる。
備中国分寺の五重塔が近付いてきた。
バックの朝焼けが美しい。早朝のせいもあって空気が澄んでて綺麗。
以前からちょっと気になっていた、「こうもり塚古墳」に行ってみることに。
石室内に多くの蝙蝠が住み着いていたことから、この名前が付けられたのだそう。
6世紀後半に自然の急陵を利用して作られた全長約100mの前方後円墳。内部の石室は巨石を用いた横穴式石室で、長い羨道とその奥の玄室とからなっている。
非常にわかりやすい内面図の書かれた立て看板がある。
ここから石室内部に入ることができる。
長い羨道があり、その奥の柵の向こうに石棺の位置する玄室を認める。
少し離れた場所から撮影。上にはこんもりと木が生い茂っていて、一見しただけでは前方後円墳には見えない。
その後は、田んぼの中の舗装道を走る。夜の間に湿った空気を含んだ地面が、早朝の太陽に照らされ、そこから土の匂いが上がってきて鼻腔を刺激する。少し土臭いが、どことなく懐かしい匂いだ。
こうやって、自然の、季節や時間による違いを、直接身に沁みて感じることができるのも、サイクリングの醍醐味の一つ。
やはり、真っ直ぐに続く道は嬉しくなる。
ちょうど足守川に行き着くところで南下して引き返すことに。
すぐ近くにパン屋の「WOODPECK」があるので寄ってみたが、まだ7時前なので開いていなかった。残念。待とうかとも思ったけど、子供を幼稚園に送る時間もあるし、ここはまた次の機会に。前回来た時に食べた、揚げたてカレーパンはおいしかったなぁ。
結局、倉敷市内の「たか&さとし」で朝ごはんを仕入れて帰宅。
運動した後は、ついつい買い&食べちゃってしまうんだよなぁ。反省。
距離:27.93km、時間:1時間15分
DVD。「ザ・ロード」
「すべての美しい馬」「血と暴力の国」で有名なコーマック・マッカーシー原作の映画化。文明が滅び、動物や植物が死滅した世界の終わりを旅する父と子の物語。
凄まじいまでの絶望感に打ちひしがれる。が、その究極に絶望的な状況の中にも、小さな希望や、人間ドラマが散りばめられていて見応えあり。でもこの映画、子供がいる者が観ると感情移入してしまうのでかなりハードだ。全編緊張感マックスで、見終えた時は、この世界からの解放感と同時に、疲れもどっと出た。