世界4大博物館にも名を連ねる「故宮博物院」。
超大人気の観光地で、いつも大混雑、と聞いていたので、朝早く行くことに。
すでにエントランスにはちょっと行列が。
でも帰る時には、比べもんにならんくらいの長蛇の列になってたんで、朝早く来てよかった。
ちなみに館内、展示品は撮影禁止。
ここは、中国の歴代皇帝たちが受け継いできたコレクションが一堂に会する場所。その数、約65万4500点、そのうち約3000点が展示されている。
全部見ようと思ったら丸1日かかる、しかもそこまで興味があるわけではないので、見たい展示物を最初から目星を付けといて見ることに。
とりあえず、超有名な石でできた白菜と豚の角煮を。どちらも思ってたよりも小さくて、それにびっくり。
翠玉白菜は、翡翠の原石から作られている。リアルな緑色をした葉先には、キリギリスとイナゴが留まっている。子孫繁栄を意味しているとのこと。
肉型石も、まんま小さくした豚肉の角煮。皮、脂身、赤身と層に分かれている。すげぇ。
もういっちょ有名な、九層象牙球。これが一番感動。一つの象牙を使って作られた継ぎ目のない21層の球。球の中に球、その中に球、と全部で21個の球が重なっていて、それぞれ一つ一つが回転できるらしい。しかもそれぞれの球には細かく彫刻されている。おそらく職人が何代かにも渡り、長年かかって完成させたのだろうとのこと。こりゃ、作る人も緊張しただろうなぁ。すんごい細かい作業やな~、なんて思いながら見てるだけで肩に力が入るもん。