鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

マダラチュウヒ 幼鳥

2010-03-18 20:59:00 | 枯野の猛禽 写真集
   
2007年10月第二弾「枯野の猛禽 笠岡・阿知須・平田」自費出版の写真集  P16,17に「ハイイロチュウヒ雌幼鳥(暗色タイプ?)」と記載した。
出会ったときチュウヒより小型、ハイイロチュウヒにしては黒っぽい、主に大きなカマキリを何度も捕えていて今まで見た個体とはパターンが違うと思い、 P16,17の写真三点をワシタカ研究者に鑑定をお願いした。A4用紙二枚にこの個体の細部の説明がびっしりありハイイロチュウヒ雌幼鳥との回答であった。

それから20年以上たった2010年1月、鑑定してもらった研究者から“大変申し訳ないマダラチュウヒ幼鳥と訂正します。あの時期(1986年)ではマダラチュウヒの幼鳥情報は皆無。2000年代に入り少しずつ情報が入ってきて今だからはっきり断定できます”のメールが届いた。mail2kirakira

第二弾写真集を購入して頂いた皆さんに何かの形でお知らせしなくてはと考えていますが、取りあえずこの場で「マダラチュウヒ幼鳥」と訂正させて頂きます。smile

以前の阿知須干拓は大陸型チュウヒがスター、その中で日本初記録のヨーロッパチュウヒ幼鳥、この度分かったマダラチュウヒ幼鳥(これも日本初記録かも)そしてチュウヒ10数羽が舞いコチョウゲンボウ数羽が翔けていた草地草原の干拓地であった。
もう一昔二昔の話になり第一弾「枯野の猛禽 阿知須干拓」写真集は思い出アルバムになってしまった。
将来瀬戸沿岸部に草原性のタカが安心して棲息出来る場所を人口的に作るにしても、タカたちの生態形態を一人でも多くの人たちに知ってもらう必要があると、改めて痛感している。



第二弾写真集のP16,17に掲載した写真。
KR64ポジで撮影した写真をスキャン。





阿知須干拓のスター大陸型チュウヒ♂
6シーズン付き合ってもらった。この時は距離25㍍での撮影。


ノスリ二個体

2010-02-02 20:37:00 | 枯野の猛禽 写真集
  
毎冬 ここフィールドで本種は数個体よく見ている。
2007年出版の第二弾「枯野の猛禽 笠岡・阿知須・平田」写真集では13ページに18点の写真、8個体の幼鳥成鳥。2009年出版の第三弾「枯野の猛禽 笠岡湾干拓」写真集では11ページに16点の写真5個体の幼鳥成鳥の生態形態を掲載。今冬シーズンも8個体。note

しかしこの白い個体は初めての出会い。胸部の白さが印象的だ脇は褐色だが腹部は褐色のゴマ塩(これは♂を示しているのか)虹彩も黄色ではなく成鳥と判断した個体。
もう一個体 この幼鳥はシマモヨウかと、よく見ると羽根毛の先端部分が擦り切れて白く見える個体であった。近距離でないとごまかされるところでした。



光に反射してか白さがまぶしい。他のバーダー達も白いノスリと話題にする。



胸だけではなく脛毛も白さが目立つ。



遠距離で見たとき、白と褐色のシマモヨウで珍鳥かと思った。



枯野の猛禽 写真集

2009-11-19 21:39:00 | 枯野の猛禽 写真集
  
「サンカクってだれや」との声。丸が欠けているサンカクの意味です。「枯野の猛禽」をテーマに冬のタカを28シーズン追い続けていますが学んだ事は少々、まだまだ知らない事だらけの鶴・いしい、いつもビギナーと思い貪欲に学びたいという気持ちでサンカクにしました。あきについては後日紹介したいと思います。今日は同じテーマの第三弾が出来上がりましたのでお知らせします。

2007/9第二弾が出来上がった一週間後の10月フィールド内にアカアシ幼1が二週間滞在、12月にはケアシ雄1個体、明けて2008正月ケアシ幼鳥がどっと入り数個体が越冬。これらの生態形態をまとめ上げた写真集です。私にとって出来栄えはグーです。皆さんよろしくお願いします。