博多駅発行東京都区内ゆき常備軟券

いよいよお盆の帰省ラッシュの時期となりました。

   images (表面)

これは、JR九州博多駅発行の東京都区内ゆき片道乗車券です。
通常、博多駅からの長距離乗車券はマルス端末による発券が基本ですが、お盆の帰省ラッシュ時と正月の帰省ラッシュ時などに、常備軟券による臨時発売が行われます。
発売日は特に決められているわけではないようで、混雑してくると都度の判断によって「出店」がおこなわれるようです。

簡易委託駅などにはまだまだ長距離の常備券がある駅もありますが、一万円を超える高額券となると殆どが補充券による対応になっており、常備券の例は全国的に見ても珍しい存在になっています。
また、特定市内(都区内)相互の常備軟券となりますと、滅多にお目にかかれるものではないようです。
これも博多駅という新幹線のターミナル駅で発行される券であるからこそ実現できる様式であると言えましょう。

   images (裏面)

では裏面も見てみましょう。
裏面には補充券に準じた注意事項が書かれており、たとえ着駅が東京都区内であれ、札幌市内・仙台市内・大阪市内など、実際の区間とは無関係な特定市内駅についての記述まで書かれてあります。
ただ、面白いことに、この券には小児断片があるため、小児用として発券された際に注意書きがちょん切れないよう、行の配置に工夫が施されているのが補充券のそれとは違う特徴です。

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