御茶ノ水駅発行 140円区間ゆき片道乗車券

1983(昭和58)年3月に、中央本線の御茶ノ水駅で発行された、同駅から140円区間ゆきの片道乗車券です。


   

桃色こくてつ地紋のB型金額式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。
この券が発券された当時はすでに券売機が充分に稼働しておりましたので、通常日において硬券での近距離乗車券の発売は行われておりませんが、御紹介の券は近隣の大学の行事等で出札が混雑した際や非常時用として設備されており、当日は明治大学の卒業式がございましたので、その際の混在対応用として臨発されています。

同駅の駅名は駅前にあるお茶の水橋(緑色の橋)に由来しておりますが、橋の名称は「お茶の水橋」ですが、駅名は「御茶ノ水駅」と表記が異なっています。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 別府鉄道 別府... 小田急電鉄 伊... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (わからんが)
2024-03-06 20:19:25
この頃には初詣や大学入試など一時的に多数客がある際に手売りの臨時窓口があったのを思い出しましたが、最初この記事を拝見し何か引っかかる思いがありました。

気になったので、またもや本棚の漬物石の如くなっていたポケッターを引っ張り出したところ、小生はS59/2/20発行のものを所有しておりました。記憶は無いですが日付から察するに大学入試の臨時発売目当てで出向いたのだと思います。

小生の所有していたのは大人専用120円区間でした。所有していた金額式乗車券を眺めていたら、都内発券の小額券は大人専用ばかりでした
あっそうか!、頭の中に引っかかっていたのは小児断線の有無か。。。。

今更、小児断線の有無なんて言っても意味ないですが、小生としては何となくモヤモヤが消えました。
実際のところ、臨発では客を捌くのに一杯でしかも学生相手では小児用として発券する機会は無かったんではないかと思います。

東京印刷場で大小兼用の金額式はゴロゴロあったと思いますが、山手線の内側に関しては意外と珍しい存在ではないかと拝察します。
 
 
 
> わからんが様 (isaburou_shinpei)
2024-03-13 19:16:05
コメントありがとうございます。
東京都内で発行されていた金額式の硬券は、だいたい360円くらいまでは大人専用券と小児専用券が設備されていて、ある程度以上の金額になると、大人・小児用券になっていた駅がよくありました。
これは、小児用でいちいち断線を切断していては手間が掛かるし、売上精算も面倒だったというのが理由だと思われます。
しかし、その上の51km以上になってくると地図式になって、再度大人専用券と小児専用券が設備されているという変な状態でした。
本当に非常用として置かれていて、発売することは考えていないような駅の場合だと、小児用券は設備しないで、大人・小児用券だけになっていたところもあったようです。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。