JR九州 田主丸駅発行 三鷹駅ゆき片道乗車券

2008(平成20)年9月に、JR九州久大本線の田主丸駅で発行された、JR東日本中央本線三鷹駅ゆき片道普通乗車券です。

   

若草色JRK地紋のノンカーボン式特別補充券で、駅名記入式の一般的な様式です。
当時、同駅には出補の他に補片と補往が設備されていましたが、特にお願いしたわけではありませんが、出補によって発券されました。

受託駅員氏にお伺いいたしましたところ、補片と補往についてはJR九州自社完結の乗車券を発行する際に使用し、JR九州~JR西日本~JR東海~JR東日本といった他の旅客鉄道会社を跨ぐ他社関連の乗車券を発行する際には出札用の特別補充券を使用するように指導されているとのことでした。
発券は大変スムースで、ご紹介のような、博多駅~東京駅を山陽・東海道新幹線経由とした一般的なルートになりますと、主要駅への運賃および有効日数などを一覧に収めたファイルが窓口に備え付けられており、金額と経由の記載方法はそのファイルを見ながら作成されていました。

本当は東京都区内の駅で下車する予定で購入しておりましたが、JRでは使用済み補充券の取扱いには厳格で、たとえ自分が使用したものでも基本的に持ち帰りが不可であることから、同じ運賃で東京都区内を通り過ぎていく三鷹駅まで購入し、都区内の目的駅で途中下車することによって手元に残しています。


JR九州では、久大本線経由で博多駅と由布院駅や別府駅を結ぶ新たな観光特急の「かんぱち・いちろく」を運転することを発表しています。この列車名は、明治・大正・昭和にかけて久大本線の全線開通実現に尽力した麻生観八と、線路を由布市に通すように働きかけ、現在の由布院駅周辺の発展に貢献した衛藤一六に由来するものということで、2024年春の運行開始を予定しているそうです。
新車両は豪雨被害で不通となっている肥薩線を走っていた、管理人のハンドルネームにもなっております「いさぶろう・しんぺい」の車両を改造することになっており、1号車と3号車に旧いさぶろう・しんぺいの車両を活用し、ラウンジの入る2号車はキハ125形の列車を1両導入するとされています。
この観光列車のダイヤはまだ発表されていませんが、カッパの形をした駅舎で有名な田主丸駅が停車駅になるようで、今後の観光需要が期待されているとのことです。

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