趣味で蒐集した「きっぷ」を見て考えたこと、とか…
JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
古紙蒐集雑記帖
JR東日本 新幹線運休時の特急券払戻し ~その2
前回エントリーで新幹線特急券に払戻しのスタンプを捺してもらったことについて御紹介いたしました。
その後、お盆の繁忙期の混雑でみどりの窓口はどこも長蛇の列となっており、払戻しのために延々と並ぶ気にもならずにずっと放置しておりましたが、先日やっと払戻しをしてもらいました。
これが前回エントリー時に御紹介した券です。
この券を東京駅の窓口に差し出して払戻しをお願いしたところ、窓口氏は、暫く考え込んでいたようでしたが、私が「停電で止まっちゃった時のです」と申し上げたところ、窓口氏は「あー、そうだ、あの時だ」と言われ、すぐさまPOS端末を入力し、全額払戻しの処理にとりかかりました。
払戻しの1,040円を返金されたとき、払戻しの計算書をお願いしたところ、すぐにこのような様式のものを発行していただけました。
「払戻証明書」というもので、ノンカーボンの2片制となっています。
従来、JR東日本では各駅ごとに独自のものを使用していましたが、数年前に制定された専用の様式です。発行箇所名は記入式となっており、どこでも使用することができます。
「お買い上げ金額」とは払戻しをする原券の金額で、払戻し手数料が2行目にあります。3行目以降は何らかの費用が発生した時に記入するのでしょう。
裏面です。
払戻し関連の案内が記載されています。
以前はこのような様式の証明書はなく、払戻しした際には各駅で作成した「払戻計算書」というものが使用されていました。
これは以前、吉祥寺駅で払戻しをした時に発行された計算書です。パソコンで作成されたものをコピーして使用されています。
払戻証明書と記載内容は基本的に同じですが、これを戴くときに「払戻しの証明書のようなもの」を求めたところ、証明書は出せないけれども計算書ならば出せると言われた記憶がありますので、これは証明書ではなく、あくまでも計算書なのでしょう。