ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

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2008年11月23日 | ハリスホーク
3連休ど真ん中。
一週間前から体重を調整して、鴨狙いに出猟しました。

まず向かったのは、去年ひどい目に遭って「オクサレサマの川」と
名付けたポイントです。
とにかくボサが凄いのと、水面は狭いわりに底なし状態。
そして泥臭い!!

この後向かうカモスポットへの肩慣らしのつもりでしたが、
ボサの切れ目から川を覗き込むと対岸からゴイサギが飛び立ちました。
よ~し行けっ!
羽合せると照羽もまっしぐらに追いかけて行き、下流から断末魔が聞こえました。
やった!!でも背丈より高いボサのせいでドコに降りたか分かりません。
ゴイの反撃も怖いし、早く据え上げないと
とりあえず川を下って向かおうと思ったら、ズブズブ水没…
ウェーダーの中にもあっという間に浸水してきました。
冷たいし、臭いし、岸に戻ろうとしてもボサが濃すぎて上がれない…

四苦八苦の末、ずぶ濡れ&ドロボウ草まみれで何とか岸に這い上がります。
落ち着いて耳をすませると、ちゃんと尾鈴の音が聞こえました。
音を頼りにボサの薄い箇所から川へ戻ると、
照羽はボサの中の草地でしっかり押さえ込んでました。
反撃の心配もご無用の頭取り

照「もうちょっと相棒を信用しろよ。」

照羽は尾羽の先がちょっと濡れた程度なのに、こっちは下半身ぐっしょり。
あ~あ、まだ9時前なのにどうすんだよ。これじゃ飯屋にも入れない…
一年経っても、オクサレサマの呪いは健在でした
ゴイサギを獲った時って、たいていヒドイ目に遭ってる気が…

飼い主のみっともなさはおいといて、これでカモへの弾みがついだろう!
この余韻が冷めないうちに急いでカモの付き場へ向かいます。
到着してすぐ、足元のボサ下にカルガモを2羽発見。
ですが、声をかけても飛び立たないし、据えたままでは近づけません。
仕方なく、照羽を地面に降ろして私が追い出そうとしたら…
足を滑らせてまたも水没

結果的にそれで驚いたカモが飛び出し、照羽が飛び掛かります。
珍しい照羽のやる気に、川の中で這いつくばりながら「行け~!」と祈りますが、
やっぱり地面からじゃ初速がイマイチ。逃げられてしまいました。

その後別の場所でもカモへの反応は良かったのですが、
羽合せが上手くいかなかったり、斜め立ちで追いつけなかったり、
結果は出せませんでした。
そうこうしているうちに照羽も、「コレはボクの趣味じゃなかったね」と
冷静?になってしまったらしく、元のナマ追いに戻ってしまいました。

しょうがなく、カルは諦めてコガモスポットへ。
ここは今まで温めていただけあって、ボサの下から次々に湧いてきます。
照羽もカルとはうって変わって全力で猛追しますが、棒立ちしないと無理!
一度はものすごく惜しい所まで行きましたが、みんな逃げられちゃいました。
ここは次回リベンジします

最後は困った時のバンスポット。
散々ボサを叩きまくり、照羽も突っ込みまくり、なんとか1羽獲れました。

顔が赤くないのでメス?それとも若鳥?
どっちにしろ、前回の雄と比べてずいぶん貧相でした。

またしてもカモはおあずけになりましたが、
久しぶりに獲れたゴイサギの大物感は嬉しかったです。
まだまだ猟期は始まったばかりですから、次に期待しましょう。

おまけ。

こんなの獲る器用さがあるなら、もっとデカイ的を狙ってくれよ。