ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

今そこにある壁

2008年11月26日 | ハリスホーク
快晴の中、休みを取って出猟しました。
さんざん休日出勤したんだから、罰は当たらないよね。

最初はバンポイントへ。
車を停めた目の前のボサにバンを発見して照羽がダイブしますが、
あっさり逃げられました。
対岸のガードレールから再度突っ込んだところ、派手な水音がします。
最近は照羽なりに確信がないと水中へは突っ込まないので、これは獲ったか!?
見に行くと、濁った水の中で地団駄踏んでいる照羽が。
その脚の間を、何かがシュルッと逃げていきました…
開始五分で尾羽が半分水没。

しかたなくこの場所は諦めて、尾羽を乾かしながら下流沿いに据え回します。
途中では一度もバンに遭遇できず、結局最初の場所へ戻って再挑戦。
ボサを踏んで踏んで、叩いて叩いて…
照羽も何度となく突っ込んでくるのですが、その度に空振りです。
もういい!今日はバンの勝ちだ。と、諦めかけた時、照羽が渾身?のダイブ。
見に行くと、大の字になった照羽が羽を引いていました。

ようやく…ようやく…獲れました。あ~疲れた

この場所からバンを叩き出すのに20分ほどかかりました。

早くヒット&アウェイの鴨狩りが出来るようにならないと身が保ちません。

次はカルガモを探してこの水路へ。

今日はカモはいませんでしたが、その代わりに地面をスタタッと走る影発見。
コジュケイ!こんなトコにもいるんだ!?
大好物の「地面を走るちっちゃいヤツ」に、照羽が速攻スタートします。
羽ばたいたのはグローブから飛び立った時だけで、
後はレーザーのように(言い過ぎ?)一直線にコジュケイの入ったボサへ
飛び込みました。
遠目に、さっきバンを獲った時のように大の字になっているのが見えます。
よ~し、これは獲っ・・・てませんでした~。

未練がましく枯れ草を掴んでいる照羽に、「ホラ戻るぞ。」とグローブを
差し出しますが、見向きもしません。
「イヤだ。アレを獲るんだ。」とボサの奥へ駆け込もうとするので、
「ホウッ」と軽く呼ぶとフリーズ。そこで餌合子を叩くと戻ってきました。
よしよし。
いかにも照羽の喜びそうな獲物ですから、いつかは獲らせてやりたいです。

カルガモは諦めて、次はコガモポイントです。
照羽を据えて水路へそ~っと近付くと、出た!!
えいやっ!と羽合せようとした時、正反対の方向からドコドコッとキジ!
「あっちが良い♪」と照羽もUターンして追いかけます。
このキジ、飛び立った際に立木にぶつかったので一瞬期待しましたが、
大したダメージにもならなかったようで、平気で飛んでいきました。さすが。

まだ何か出そうなので、ボサに覆われた水路沿いを据えて歩いていくと、
ゴイサギが2羽飛び出しました。この場所では初めて見ます。
これはもらった!羽合せるとグングン追いかけてエアキャッチ
開けた場所なので、照羽の勇姿がバッチリ堪能できました。


今日はこの他にもコガモと一瞬併走するくらい迫ったり、
電柱から(ほぼ)真下のキジバトへ飛び込んだりと、たくさん遭遇できました。
その割に、猟果は前回と全く同じ。


一日3羽獲りまでには、高くて厚い壁があるようです。