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マーケティング研究 他社事例 718 「日本のプラットフォーマー達の現状」 ~メルカリ・インディード・Zホールディングス・ラインの場合~

2021-01-06 09:13:23 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 718 「日本のプラットフォーマー達の現状」 ~メルカリ・インディード・Zホールディングス・ラインの場合~


事業領域を広げるアメリカの巨人たちに対し、日本のプラットフォーマーはどのようにして成長を実現しようとしているのでしょうか?

データ連携に活路を見いだそうとしているのがメルカリです。

同社は2020年2月に開いた事業戦略発表会で、個人情報の取扱いに配慮したうえで、利用者の属性や購買・検索などの行動データを外部企業に開放して連携する方針を示しました。

小売りの丸井グループやアパレルのアダストリア、パルなどとデータを連携し、美容の総合サイト「アットコスメ」を運営するアイスタイルとは、包括業務提携を結んで両社のIDを連携する取り組みを始めています。

製品が新品として販売される1次流通では消費の低迷によって「値下げしないと売れない」という消耗戦が繰り広げられています。

しかし、メルカリが中古市場を開拓したことで、自動車や不動産のように「中古市場で高く売れるなら買う」という消費者が増えてきており、データ連携に大きな展望が描けるようになっているのです。

出品や購入だけではなく、価格帯や「いいね」の数なども把握できるようになるため、メーカーや1次流通業者にとっては商品のライフサイクルや価値を測るモノサシにもなります。

一方、メルカリにとってはメーカーや小売りが持つ商品のカタログデータなどを入手できれば、ユーザーが出品する際に商品の詳細を調べて記入する手間が省けるため、出品が増えてマーケットが活性化するメリットがあります。

データ連携でコロナ禍に発生した問題の解消につなげる試みもあります。

メーカーが抱える滞留在庫の解消は問題となりつつあり、化粧品業界は外出制限の影響で特に販売が鈍りました。

しかし、セールスで安値販売すると、ブランド価値の低下につながりかねません。

メルカリとアイスタイルは、両社が持つデータから当該ブランドの製品を購入した経験はありませんが、類似商品を検索・購入したユーザーを絞り出し、「お試し」としてクーポンなどを出すキャンペーンを実施したい考えです。

過剰生産問題は日本に限った話ではありません。

独自の2次流通データを活用して1次流通やメーカーの商品開発に生かす「逆算のモノづくり」というプラットフォームは、世界に広がる可能性を秘めています。

専門性を磨く事で、実質的な世界のプラットフォーマーにまで成長したのが、リクルートホールディングス傘下のインディードです。

求人広告が主体だった市場に、インディードは求職者が探したい仕事のキーワードを打ち込む「検索型」の求人サイトを展開し、履歴書だけでなく、ネットの閲覧履歴をもとに個人に適した仕事を表示します。

月間の利用者は世界で2億5000万人を超え、この分野ではインディードが事実上の業界標準を握っています。

リクルートは「インディードで磨いたテクノロジーをあっせん紹介や人材派遣の領域にどう生かすかが一つのチャレンジ」と語ります。

GAFAと比べると狭い領域ですが、インディードを活用したリクルートのプラットフォーム戦略は、分野を突き詰めれば世界のトップを狙えることを教えてくれます。

「世界で第三極を目指す」として2021年3月末までの経営統合を表明したヤフー親会社のZホールディングスとLINEの場合はどうでしょうか?

GAFAに対抗する新たな切り札として両社が期待をかけているのが、自治体との連携です。

ヤフーは日本の自治体の3分の2と災害協定をを締結し、LINEも300を超える自治体と連携済みです。

災害大国の日本では、災害が発生した際、SNSなどのプラットフォームを活用して住民に情報を提供する自治体が少なくありません。

行政や地域社会とうまく連携しながら事業拡大を目指す戦略は、ヤフーLINEが世界における第三極を狙う上で鍵となりそうです。

専門性を徹底的に磨き、社会と共存を図る「日本式の経営」を突き詰めることにより、世界の中で一定の存在感を示せるのかが問われていると言えますね。


下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。

彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格10,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)

内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。

R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。

最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。

R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。

セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力

受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。

ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。

定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!

詳しい、資料のご請求や、ご質問等は以下にメールをお待ちしております。

メール info@irodori-pro.jp

HP https://www.fuudokaikaku.com/

お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/

成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 

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