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問題意識とは何か ~(続)パラダイムシフトについて~

2022-06-01 08:15:14 | コミュニケーション
(続)パラダイムシフトについて

パラダイムシフトに必要な事は、皆さんの内面の変化です。
これを我々は習慣と言います。
今回は、パラダイムタイプを参考にしながら皆さんが習慣の変化を意識できるように解説していきたいと思います。
その前に、前提は仮説検証です。
この事を理解して進めないと、ストレスフルになります。
ご注意下さい。

分かりやすくするために、世の中で一番多いタイプで解説していきます。

共感的パラダイムの人は論理的な説明が苦手です。
論理的に説明してと言われた途端に思考停止に陥りますし、特に相手に共感する事で人生を歩んで来た人にとっては自分の人格を否定されるかのように感じてしまいます。
共感的パラダイムの中でもレベルが非常に高い共感力を持っている人がいます。
この方は人と話す時には、相手の感情に訴える話し方がとても得意です。
ですが、今回のテーマはパラダイムシフトです。
後天的ではありますが、理性的パラダイムタイプに寄せて行きたいところです。
そこで理性的パラダイムタイプの特徴である、世の中にあふれる言葉で話す事を、理性的パラダイムタイプの方に対して普段から意識してみましょう。
特に横文字は使いやすいので意識して使っていく事をお勧めします。
その為にインプットは特に意識する必要があります。
インプットする際には本などは非常に有益です。

例えば本を買う時には、欲しいテーマは変わりませんが、そのような中でも自分にとって読みやすい本を選ぶ傾向があります。
それは人中心で語られているものを自然に選んでいるとも言えるのです。
最近では名著を漫画で解説するものが増えています。
中には漫画の主人公が体験した事を通してメソッドを解説したものもあります。
例えば、≪もしドラ≫なんかは、その典型的なものだと思います。
ドラッカーの著書は論理的に解説されていますが、そういった意味では、理性的パラダイムタイプの人にとっては読みやすく感じるものですが、中には反応的パラダイムで読み解いた方が良い場面が出て来ます。
一方、私の統計では共感的パラダイムタイプの方がこの本を読むとまったく共感できないものとなっているようです。
ですから、≪もしドラ≫がベストセラーになるのです。
もしドラの物語は一人の女子高校生が主人公で様々な登場人物と出来事を通じて、ドラッカーの考え方を理解していきます。
あの物語を通じて感情移入する場面もあり、共感的パラダイムタイプの人にとってドラッカーを身近に感じる事が出来るようになったのです。
このように向こうから、こちらに歩みよってくれるのであれば有難いのですが、世間では通常相手から歩み寄ってくることは起こりません。
ですから、自分の習慣を変えて相手のパラダイムタイプに寄せて行く必要があります。
しかし自分では理解しづらいパラダイムタイプに挑戦しようとするのですから、仮説検証を通じてトライエラーの結果、より理解を深めて行く事をお勧めします。

さて、共感的パラダイムタイプの方が理性的パラダイムタイプに近づこうとして、世の中にあふれている言葉を意識して使うようにします。
例えば、物価高や物価高騰、値上がりといった言葉は最近ニュースでも沢山耳にする言葉です。共感的パラダイムの人はこれらを語る時は、「最近ものの値段があがっていて困らないない~?」って感じに相手の感情に訴えます。
これを「最近の物価高って困るよね」とドライな感じで切り出し、後は相手の反応を探るようにします。
出来れば、自分が困る理由を3つ付け加える事でさらに困る理由を相手と共有する事になります。
さらに物価高が招く日本社会や、物価高を招いている要因について知っている知識を会話に入れるようにするのです。
それとも全く違う角度で、インフレ・デフレ・スタグフレーションをあなたが語っても良いでしょう。その際には自分という存在は全く蚊帳の外に置きながら、客観的に評論するだけです。
共感的パラダイムの皆さんにとっては非常にお尻の座りが悪い感じを受けるかもしれませんが、これで理性的パラダイムの世界に足を踏み入れていると言えるのです。



【次回→(続)(続)パラダイムシフトについて】

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