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マーケティング研究 他社事例 748 「培養肉市場への期待」 ~課題は設備投資か~

2021-02-09 10:53:34 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 748 「培養肉市場への期待」 ~課題は設備投資か~


主要な穀物は当面の間、需給のバランスを保つと見られています。

しかし、その多くを飼料用が占めており、人口増で不足するタンパク質を増産しようとすれば、主たるカロリー源の穀物の食用分を減らしてしまうのです。

つまり二律相反の状態なのです。

では、その課題を解決する方法として古くから議論されてきたのが代替肉です。

大豆など高タンパクの農作物を使った疑似的な肉は市場に多く出回っていますが、こうした植物由来のタンパク質すら使わない代替肉が2013年に登場しました。

オランダのマーストリヒト大学で医学・生理学の教授を務めるマーク・ポスト博士が、世界で初めて細胞培養した肉の開発に成功し、ポスト教授は2016年にモサ・ミートの共同創業者として起業しました。

モサ・ミートは2022年には培養肉を製品化する計画を練っているようで、食糧不足を救うとして世界の投資家が注目しています。

しかし、モサ・ミートを超える究極の培養肉づくりに挑む企業が日本にあります。

日清食品ホールディングスです。

モサ・ミートがつくるのはミンチ肉ですが、日清HDが牛の細胞から培養するは塊のステーキ肉です。

2017年から東京大学の竹内教授と共同で手掛け、既に1cm四方の培養肉の開発に成功しているのです。

「2025年3月までには7cm四方で厚さ2cmのステーキ肉の生産を目指す」と鼻息も荒いです。

モサ・ミートに続いて立ち上がっている培養肉ベンチャーも手掛けるのはミンチ肉です。

日本の食肉の売上高の大半をブロック肉が占めており、筋組織の塊を飼育出来れば将来、流通の幅が一気に広がると日清HDは見ています。

培養ステーキ肉はどのようにしてつくるのでしょうか?

牛から採取した細胞を培養して増やすのがスタート地点となり、増えた細胞を鋳型のようなシャーレに置いて、筋肉のもととなる厚さ2mmのフィルムのような薄い筋芽細胞モジュールを作ります。

これを培養液の中で積層し、筋繊維に近い肉の塊にしていきます。

筋細胞が一方向に並んだ「配向筋組織」を形成すると、噛み応えのある培養ステーキ肉が完成すると言います。

現時点では1cm四方の培養肉を作るのに1週間が必要ですが、将来はクリーンルームで自動生産できるようにするようです。

今後はサイズの大型化を進めると同時に味も課題となります。

より本物に近づけるために、脂肪や血液成分などをどのように加えるかの研究も進んでいます。

培養肉は最終的に生産プラントを設けて量産することになります。

加工食品ではなく原材料から食物を工場でつくるというのは将来、食糧危機を乗り切る有効な手立てになりそうです。

しかし、設備やエネルギーの費用は大きく商業ベースに乗せることが将来の課題になっているのです。

(続く)



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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 
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