女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

していい質問・ダメな質問

2019-06-20 | 日記

中村です。



先日面接で接した学生の話し。

「何か聞きたいことある?」


と聞くと、少し考えて、


「独り暮らしを考えているんですけど、住宅補助っ
ありますか?」



と質問してきた。それに答えると、


「聞いていいかどうか迷ったんですが、聞いてよ
かったです


とホッとした表情。


新卒ブランドを捧げる会社選びのための情報を得るのに
聞いてダメな質問なんてない
聞きたいことがあれば当然聞くべき。


会社説明会や面接の場面で、「何でも聞いてや」と言っ
ておきながら、いざ質問すると露骨に嫌な顔をしたり言
葉を濁す会社は、いい会社じゃない。
聞かれて困るなら、最初から質問なんか受けなければ
いい。



ただし、採用(企業)側からすると、


「なんでも聞きやぁ~

と振った際の質問が、




就職ナビやホームページ、会社案内などを見ればわ
かるような内容だったりすると、


「ちゃんと情報みてるんか


と思うし、


勤務時間や残業のことを細かく聞かれると、仕事の
やりがいよりプライベート充実が優先かな?


と思う。

どんな質問もウエルカムだけど、質問内容
を聞いて、
その学生の就活の軸や自社の社風や求め
る人物像
に合うかどうかの判断材料にするのは事実。




同様に、


「選考は私服でお越しください

もそう。


以前面接した学生で、「私服でお越し下さいと言われて、
その言葉を真に受けて私服で行って落とされた」

と訴える学生がいたが、選考に落ちた理由は恐らく私服
で行ったからではない。


その私服を選んだ」理由にあると思う。

※もちろん、私服云々ではなく面接内容に問題があれば論外

一口に私服と言っても、休日にくつろぐ部屋着から通学の
際の服、デートの際の服などTPOに応じて幅広い。


「私服でお越しください」

は、

その選択肢の中から、その会社の選考という場面を想定

してどの服装を選ぶか?が問われ、その状況判断が間違
っている、あるいはその判断がその会社の社風や求める
人物像に合わなかったということだ。

 

採用側の立ち場で言うと、リクルートスーツでは個性が見
えにくい。説明会時、スーツに長い髪の毛をゴムでしばり、
前髪はしっかりピン留めスタイルだった女子学生を私服で
選考に呼び、

 

「普段こんな雰囲気なんや」
「ウチの雰囲気に合いそう」


と思うことも多い。



就職活動において大切なのは、世間的に見ていい会社で
はなく自分にとっていい会社かどうかを見極めること。



自分らしく成長できる会社=自分にとってのいい会社


そんな会社に出会うためには、
「何でも聞いて」と言われたら、聞きたいことを聞く。
「私服で来て」と言われたら、選考の場を考慮に入れ
自分らしい服装で臨む。


自然体の自分を好きになってくれる会社に入社しなけれ
ば長く勤めることはできない。あなたが良いと言ってくれる
1社に出会うために頑張れ就活生