初日が終わって四横綱のうち「白鵬」「日馬富士」が負けた
白鵬を倒したのは、出稽古で一度も勝てなかった正代だ、正代「3度目の正直か」と心の中で
思っていたら、その通りになった。
「鶴竜」だって相撲では御嶽海に負けていた、御嶽海が勝ちをあせって若さを露呈、自ら破れた
鶴竜は豊富な経験で危険回避したのだが横綱相撲とはかけ離れていた。
横綱相撲をとったのは新横綱「稀勢の里」ただ一人
もう一人、大関復帰をかける「琴奨菊」の相撲も必死で気迫溢れる相撲だった、去年優勝した相撲と
遜色がなく日馬富士を圧倒した。
今場所はどうなる、だいぶ見えてきた。 明らかにモンゴル三横綱の力は下降線に入っている
年代は同じでも稀勢の里は今が絶頂期に達しているから別格だ、相撲に落ち着きが出てきて勝ちを
あせらなくなった、がっちりと受け止めてゆっくり調理する横綱相撲を会得すれば白鵬に変わる強い横綱
を数年は、はることができるだろう、しかし年齢を考えれば3年くらいでは無いだろうか。
しばらくは下から横綱を目指せる人材がなかったが、この一年で大きく状況が変わってきた
次の横綱候補はずっと言い続けているが「御嶽海」「正代」の二人、負けん気丸出しの御嶽海、闘志を表に出さない
一見欲の無いお人好し風の正代、全く正反対に見えるが良いライバルになるだろう、2年後くらいにはどちらかが
速攻で横綱になるのではないだろうか、もしかしたら2人揃ってという事もあり得る、その頃にはモンゴル三横綱は
残っているのは一乃至ゼロと思われる。
正代は初代若乃花に顔が似てきた、若乃花の様な厳しい表情に変われば横綱も夢ではない
鶴竜か日馬富士は年内引退の可能性が大きい、四横綱は多すぎる、大関クラスの星、10勝11勝や休場が続く様では
先は長くない、ましてや一桁では恥ずかしすぎるだろう。
白鵬はいくら悪くても12勝の力はキープしているから、もう2~3年は大丈夫だ、だが気力を無くして強いまま
自ら身を引く可能性はある、それはケガをして休場したときだ。
今日の相撲を見ると琴奨菊にも横綱再挑戦の目があるのかなとも思えた、だがまかり間違ってなったとしても
3代若乃花の二の舞だろう。
豪栄道が不気味だ、大穴の雰囲気はある、あとは高安が大関最短コースにいる、横綱には力不足だが名大関の
可能性はある。
モンゴル勢は期待の、照の富士、逸ノ城が相次いでケガでチャンスを失った、ケガ体質では大関を守るのが精一杯
これまでだろう。 若手のモンゴル勢がどこまで伸びてくるか、これからは十両まで関脇、大関の人材を見つけに
見に行く楽しみができた。
今場所の優勝予想 稀勢の里を本命に、白鵬、豪栄道、琴奨菊が絡み、そこに正代、御嶽海が追う
平幕から1~2人土俵を湧かせる力士が出るだろう、大相撲人気は復活した。
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