子供の頃から味噌汁が大好きで、伯母さんの家に泊まりに行くと、いつも私のために別の鍋で
よっちん用の味噌汁を作ってくれた
特にナメコと豆腐の味噌汁が大好きで、茶碗3~5杯くらい平気だった
メギスのつみれ汁なんてあると、それはもうお腹いっぱいまで食べたくなるほどで
あとはワカメだな、ワカメばっかし食べていたから、今でも髪の毛には不自由していない
今は、味噌汁に対して若いときほど執着心はなくなった、だけど栄養の面から見れば味噌汁は
とても優れた食べ物だ
昔の農家などでは一汁一菜、一汁二菜なんてのが当たり前だったから、味噌汁は単なるスープでは無く
おかずの役割もしていたと思う、だからとうぜん具だくさんなわけで、野菜がたっぷり
それは、今の時代でも、いや今の時代だからこそ、余計に生きてくると思う
一番手っ取り早くて、栄養分と満腹感を味わえるのが味噌汁だと思う、豚汁も味噌汁の仲間だろう
発酵食品、大豆や米を発酵させた味噌は完全な栄養食品である
しかも中に入れる具材は果てしも無いほど多い、野菜に魚貝に肉に卵、山菜、海藻、麩などの加工品、納豆
ありとあらゆる栄養素を具材に使うことが出来る
ご飯が余れば、汁をかけてさらさらと食べることも出来るし、まさに味噌汁は万能だ
味噌汁を作るのに水だけでは芸が無い、やはり出汁が必要となるが、これが基本的には煮干しであった
時代が進んで、かつを、昆布、乾燥椎茸の出汁を使うようになった、これでぐーっと味に深みが出る
今はインスタントの液体や粉末出汁の素がごまんと売られているから、自分の好みに合った探せば良い
味噌にも様々な種類があり、それは地域性で別れていることが多い、我々の米所では麹味噌が多く、関東の
赤だし、名古屋の八丁味噌、京都の白味噌、そのほかにもいろいろあるんだろうな
味噌加減でしょっぱくなったら、水や湯で薄めても塩っ気は抜けない、出汁を足すことで塩っ気が薄まる
栄養を簡単にとりたければ味噌汁を勧める、熱々も食べられるし、ご飯が無ければうどんや素麺を味噌汁に
入れて食べても美味しい。
塩蔵ワカメも、メーカーによって随分品質に差がある、安くても差がある、薄っぺらでばさばさしているのは
葉の先端でワカメそのものも痩せているから、美味しくない、やっぱり厚みがあて、歯ごたえのあるヨード分の
多いのが美味しい、茎ワカメも結構イケル、ワカメは国産に限る
この写真のワカメは安い中では品が良い
わが家の味噌は信州味噌と越中味噌を買って、半々ずつ混ぜ合わせる、味噌は合わせ味噌の方が味が出る
あまりご飯は翌日、味噌汁で炊いて、おかゆやおじやにすることも出来る、味噌汁は万能だ